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ウイニング アグリー2/BRAD GILBART [Tennis Books]

Brad Gilbertの「Winning Ugly 2」を先週じっくりと読み返してみました。
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サブタイトルは「俺がついている」。リードには“トップクラスのテニス選手から企業の重役まで、優秀な人材を育てるコーチ術”とあります。
全体は12章で校正されていて、自身のジュニア時代から、カレッジの時に指導してもらったコーチの話から始まり、NCAAで優勝できなかったこと、プロ転向してからATP4位にまで上がった自慢話と続きます。ポイントはここにあって、そのときのコーチに受けた指導態度を継承して、自身のコーチ術に脈々と伝えられていくところにあります。
まだ現役だった時からアンドレ・アガシのコーチを始めて、どん底から這い上がるストーリーは実話とは云え、なかなか読み応えがあります。
その後、アンディ・ロディックが全米オープンで優勝するところまででこの本は完結していますが、250ページを読むのはあっという間でした。
ブライアン・ティーチャー、ビンセント・バン・パタン、トム・ガリクソンなど、懐かしい名前も出て来ますし、自身が銅メダルだったソウル五輪の話など、メンタルな部分と実際の結果などを織り交ぜた絶妙なストーリーになっています。

【1と2と続けて読んでみるのも良いかも】
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【ビンセント・バン・パタン、知っている方は少ないか?】

1984 World Mixed Doubles準決勝の試合です。
クリス・エバート、ジミー・コナーズ対キャシー・リナルディ、バンパタンの試合。
この時にはもうおつきあいしていません(エバートとコナーズの話です)
古い時代のラリーの応酬がある、面白いミックスダブルスです。

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