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昔 VICTOR というガットメーカーがありましてね… [Tennis Collection]

【お店のお休みのお知らせ】
7月5日(木)午後3時までと、7月6日(金)の終日、都合により、お休みさせていただきます。
お客様の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご容赦の程、よろしくお願いいたします。

【VICTORというストリングメーカーがありました】
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アメリカのガットメーカー(当時ガットというのは羊の腸を縒って作ったストリングのことを指し、一般的にはシープと呼んでいました)VICTOR社のガット保管用の缶が出てきました。30年前はドルのレートも1ドル、¥280-位でしたから、ガット1張も¥5.000-以上という価格だったと思います。1975年の価格表では、VICTOR社の製品の中で、インペリアル(最上級のもの)というのが¥6.300-。つぎにプロフェッショナルで¥5.100-、廉価版にサパーブという名称の物があり、これが¥4.200-でした。ダンロップ・フォートの定価が、1球¥250-の時代です。

大事な試合の前によくこの「VICTOR・SUPERB(サパーブ)」をはり、海苔の缶詰に入っている乾燥剤をビニール袋に入れ、大事に抱えていたことを思い出します。IMPERIAL(インペリアル)には、アンバーといってプレーンな色のシープの他に、ブルーストライプというオシャレなガットがあり、これがもう憧れのガットでした(現役学生の頃はついぞ張ることはできませんでしたが…)。

【ブルースパイラルって】
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この画像は「IMPERIAL」のブルースパイラルではありませんが、らせん状にブルーの糸のような物がおわかりいただけると思います。これがブルースパイラルのサンプルです。
ナイロンの定番GOSENのハイシープ(当時¥1.200-位だった)とは違って、あの頃、とってもお上品だったガットでした。懐かしい話題でしょ。

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