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テニスマガジン・2014/1月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(12/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は「ATPツアーファイナル」で2連覇を達成したノバク・ジョコビッチです。2013年度の最終ランキングではラファエル・ナダルに次いで2位で終わった今年のシーズンでしたが、やはりこの優勝はうれしかったのでしょう。感無量な表情です。

さて本文からのピックアップ(右側)は「セレナ・ウイリアムスを変えた男/パトリック・ムラトグルー」です。15才まではフランスの有望なジュニアとしてプレーしていた男は、父親のビジネスを引き継ぎ実業界で活躍していたが、25才でアカデミーを立ち上げ、マルコス・バクダティスを全豪の決勝に進める選手にまで引き上げた。パトリックがどんな男なのか?ポール・ファインさんのインタビュー記事です。

【ATPツアーファイナルのページ】
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ロンドンのO2アリーナは高速インドアコート。決勝でジョコビッチに敗れたナダルにとってはかなりやっかいなサーフェスであることは間違いなし。それはそうとしてロジャー・フェデラーが予選グループを2位で決勝トーナメントに上がり準決勝でジョコビッチに惜敗はしましたが。復活の兆しがあったのは大きな収穫だったのではないでしょうか。2014年のシーズンも彼のプレーに目が離せません。

【全日本テニス選手権の結果】
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4度目の決勝進出で初優勝を遂げた伊藤竜馬。400万円の賞金から両親にマッサージチェアをプレゼントするんだそうです。竜馬の面白いエピソード(父親談)は、小学生の頃、友達の影響で柔道を習っていたが、直ぐに止めたそうで、曰く「友達を投げられないから」と涙を浮かべたと、心優しい面を持っているヤツなんですね。
決勝で敗れた西岡クンですが、杉田祐一、守屋宏紀を破っての準優勝。毎年全日本テニス選手権はこういう選手が出てきたりで、本当に充実した大会ですね。

【たかが全日本、されど全日本】
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全日本特集ページのコラム集です。ダブルス1回戦で第1シードを破った高校生ペア。女子シングルスで第1シードの瀬間さん相手に怯むことなく堂々と打ち合った、全日本ジュニアチャンピオンの千村さん。復活の気配を感じる、元インカレ2連覇の吉備クン。ダブルス準優勝の銀行員。全日本2度の優勝を誇る高雄さんの26才での引退。田川に敗れたが、生涯現役を貫く貴男チャン。今年も数々のドラマがありました。

【スーパージュニアに出場した3人のハーフ男子】
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大阪で行われた「世界スーパージュニア」。シングルスは64ドローでしたが、その中に3人の日系ハーフの男子が出場していました。父/豪州、母/日本。父/英国、母/日本。父/フランス、母/日本をいう3人にインタビューしています。この大会は「グレードA」と呼ばれ、国際ジュニア大会ではグランドスラムと同格のレベルの高い大会で、ここに出場した選手の中に3人のハーフは特集記事モノでしょう。ダニエル太郎に次ぐハーフ選手にちょっと注目したいですね。

今月号のテニスマガジン。この他にも「大学王座決定戦のデイリーレポート」、「竹内庭球研究所では“トッププレーヤーから何を、どう学ぶか”」、「世界のコーチたちのワークショップを見学しよう・第2弾」など、読み応えありです。イチオシは石黒賢チャンのコラムで「岩渕聡さんが振り返る、生涯のベストマッチ」。本人が振り返る05年、全日本決勝での添田豪との戦い。立ち読みでも良いですから是非お読みください。
(NOBU店内でもお読みいただけます)

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