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大会のキャンセルは遂に6月まで進行 [INFORMATION]

【ATP、WTA、ITFそれぞれが6月1週までの大会の中止を発表しました】
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ATPとWTAはヨーロッパのクレーコートシーズンでの全ての大会を開催しないことを決め、ステートメントを発表しました。ATPではチャレンジャー大会も。チャレンジャーは中止なのか延期なのかは、各大会の主催者が検討することになるでしょうが、基本的にツアーは他に持って行くところはないので基本的には中止となるでしょう。これでツアーはまるまる3ヶ月の開催中止となりとんでもない事態となりました。選手達はどこで何をしているか?Twitterなどでは様々な選手達がつぶやいています。(後日ご紹介します)

【ITF World Tennis Tourも6月7日までの開催はありません】
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ツアーの下部大会も開催できなくなりました。特に女子は福岡、岐阜、久留米などの高額ポイント大会が軒並み中止。男子も軽井沢はこの期間に入ります。日本国内では女子の慶應チャレンジャーを無観客試合で開催した以外、男子は今年まだ1度も国際大会が開かれていません。まだ国際テニス連盟から正式な発表はありませんが(ATP、WTAも同様)ランキングシステム(たぶん凍結)がどう動くのか?選手たちにとっては不安感が漂っています。国内でも大阪の靭テニスセンターなどが閉鎖されたり、中学・高校選抜が中止、都道府県主催のジュニア大会などが次々と中止されることが発表され、先が見えない状況が続いています。屋外のテニスコートで飛沫感染何てあり得ない話なので、民間のコートと同じように公営施設も閉鎖などと云うことはないように、是非検討していただきたいと思います。
※とは言え、ボクが今朝リサーチした都内の公営コートはどこも満杯でしたが…。

【そんな中フランステニス協会が勇み足】
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国際テニス連盟にも、ATP、WTAにも、何の相談もなく(上記の発表のある前日に)大会の中止を発表しました。それも全米オープンが終わった翌々週からのスタートで。と云うことは全米オープンの終わった翌週に予選を始めるってことです。もっと云うと日本で開催される、日本女子オープンと東レPPOとモロかぶり。男子はLaver Cupにかぶせてきました。そしてこの延期でジャパンオープンは全仏の翌週となるわけですからフランステニス協会の暴挙と云っても過言ではない発表です。但しこれには全米テニス協会なども反発をしているので、3団体とグランドスラム(今年残り3大会)主催者での協議が行なわれることは間違いありません。はてはて混迷を極める世界のテニス界。3月に亜細亜大学が延期になった時点でまだヨーロッパがこんな状態になる何て誰も想像していなかった訳ですから、ここから誰が舵を取って取りまとめることになるでしょう。この肺炎により早い終息が望まれます。

追記:アメリカの大学テニス部も深刻です。現在アメリカでは大学の対抗戦(日本で云うリーグ戦)が真っ盛りの時期でしたが、全米大学スポーツを統括する組織から、テニスを含む全てのスポーツ活動の中止が発表され、授業はオンラインに変更。各大学の寮が閉鎖される方向となり、留学生は速やかに母国に帰るようにと指示が出たそうです。中途半端に卒業せざるを得ない4年生(希望によってはもう1年プレーすることが出来る救済措置もあるようですが)や、9月から新入生になる予定だった高校生など、まだまだ問題は山積みにようです。ここは島国に帰国された方が良いでしょうね。

さあこんな時こそ、基礎トレーニングに励みましょう!
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