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テニスマガジン・2020/ 5月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(3/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は、ラファエル・ナダル。クレーコートシーズンの王者としてセレクトしたのだと思いますが、残念なことに今年のスケジュールは欧州の赤土の大会が全て中止となってしまいましたのでナダルにとっても消化不良になっているのではないでしょうか?休養のあとが芝生のコートで練習を再開するのでしょうか?微妙ですね。
右画像は先月号に引き続き連載の横山トレーナーと清水悠太によるフットワークトレーニングの後編です。前回はダイナミックな動きを中心に紹介されましたが、今号では狭い範囲を細かいステップで動いたり、広い範囲を大きなステップ+細かいステップ動くなどのレベルアップしたトレーニングバージョンを紹介しています。

【遂に出ました/左利き特集です】
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自らも左利きである著者のポール・ファイン氏が左利きテニスの解説をしています。全人口の10%しかいないんだそうです。そして“誰でも頭の中に右脳と左脳がある。左脳が身体の右半身を、右脳が左半身をコントロールする。だからこそ左利きだけが右脳で考える人種”とメジャーリーガーのコメントを引用(よく意味が理解できないのですが…)しています。この特集では左利きのメリットと弱点を上手く分析し、左利きの攻略法(しなくても良いのに)なども紹介しています。ナダルは第1サーブが入ったときの第1球目は80%をフォアで取り、3つのバリエーションでクロスに打ちと云う、自分の展開に持って行くと分析。またバックハンドは多くの左利きが狙われやすい点とし、もしシャポバロフのバックが両手打ちだったらその攻撃力は数倍増すだろうとも評しています。いずれにしても左利きはアドバンテージサイドで順クロスにサーブとボールが打てるという利点を最初から持つチャンスを活かすべきだと云っています。最後には左利きだけで才能があると締めくくっています。

【マリア・シャラポワ特集が組まれました】
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17年間の現役生活にピリオドを打ったシャラポンの特集です。グランドスラムでは通算5勝。ジャパンオープンでの初タイトルは2003年のことでした。栄光のあとには肩のケガやドーピング問題などもあり、現役最後の方はちょっと残念でしたが、10代で女王となりアメリカンドリームを達成したひとりだったと思います。今後彼女がどんなビジネスや、社会活動をしていくのかにも興味があります。

【亜細亜大学テニス部3人目のコーチ/長久保大樹】
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浦和学院高校から亜細亜大学へ、主将も務め、ダブルスでは全日本選手権にも出場した大樹さんは、2017年から女子部のコーチに就任。遂にテニスマガジンにデビューしました。トレーニングに対する理論がしっかりしているので、学生達にも良い指導が出来ていると思います。基本的に亜細亜大学では大学在籍時にプロに転向できるためのスキルをアップするのも指導法のひとつ。学生時代からフォームのきれいな選手でしたから、“ボールに効率よく力を伝えるトレーニング”というコンテンツを解説するには説得力があります。一般の方でも受講できる「アジアチャリティーテニスアカデミー」もありますので、関心のある方は検索してみてください。(https://www.facebook.com/pg/AsiaTennisAcademy/