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テニスマガジン・2021/3月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(1/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙はロジャー・フェデラー。彼は現在メルボルンに入っていませんが、スイス人の若手選手(2020・全仏ジュニア優勝のドミニク・ストリッカー)とドバイでトレーニングをしていたとの報道(イタリア誌)がありました。フェデラーはドバイに18億円をかけて建てた別荘を持っていることで、毎年のシーズン前にはドバイでトレーニングしている動画などがアップされていますので、3月のロッテルダムからの準備は万全なのかもしれません。復帰した勇姿を早く観たいものです。
右画像は中ページにある技術モノ“何でもできるマルチ・フォアハンド(多機能型フォア)を集中練習”の扉です。フォアハンドの連載は今号で3回目となり、「様々なタイミングで打てる」「ボールをより広角に打てる」のふたつのテーマで解説しています。

【巻頭の技術モノは“サービス矯正法”がテーマです】
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サービスを語ったら1週間以上(もっとかも)話し続けることができる「堀内昌一大先生」と高校野球出身の「横山正吾トレーナー」の特別対談も面白企画です。サービス矯正法は3部に分かれ、フォーム編は堀内さん、この対談を挟み、トレーニング方法は横チャンで、約20ページのボリューム。今こそ根本的なフォーム改造を見直すには素晴らしい特集です。

【2021年のツアーガイド大特集】
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昨日ATP TOURが今年1年のスケジュールを発表しました。ドローサイズが(予選、本戦と)大きくなったり、延期になったり、新規大会が生まれたりと様々な工夫がなされているようです。現在の新型肺炎の感染蔓延がどこまで続くのかは分かりませんが、発表された全ての大会が実際に開催されるのを心待ちにしています。このツアーガイドではツアーの仕組み(WTAがATPに倣って250、500、1000と云う大会表記になった)、獲得ポイント、ランキングの算出方法(特別処置を含む)、オフィシャルサイトの活用法、ツアーの展望などでまとめられています。無観客で構わないので(もちろん観戦できたらそれに越したことはありませんが)東京オリンピックが開催され、トップ選手が終結することを願うのはボクだけではないでしょう。(もちろんジャパンオープンも同様ですが…)

【気になる技術モノは“ハーフボレー”です】
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駒田政史さんの解説で連載の「ジュニアのダブルスのはじめ方」の今号でのテーマは“ハーフボレーの基礎練習”です。モデルちゃんたちの腰の高さが気になりますが、ダブルススペシャリストである駒田さんのきれいなフォームが分解写真ながらイメージを醸し出しています。ハーフボレーは腰の低さとリズムです。と断言!なるべくならばノーバウンドで獲りたいのですが、わざと落として相手の動きを読んだり、ワンバウンドならではの回転がかけられることもできるハーフボレー。うまく使うと武器になるとお伝えします。

【恩師が語るジュニアの記憶/山室智明先生と杉田祐一の場合】
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北海道出身、中学から桜田倶楽部にテニス留学し、玉川学園から早稲田大学に進学。三菱化成に就職後指導者を志し退職後、教員免許を取得し湘南工科大学附属高校のテニス部監督になり、多くのジュニアを育てた山室さん。現在は同校の校長先生になりました。卒業生の中で最も高いランキングを叩き出したのはもちろん杉田祐一。高校の部活からウィンブルドンの本戦でプレーする選手を輩出した山室先生の「祐一と向き合い、共に成長した指導者」として、彼と過ごした「緊張感のある濃密な3年間」を振り返っています。そしてその後「教え子のウィンブルドンでの初勝利を現地で観戦」が最高の思い出と語る指導者。どうかメルボルンでこの記事を読んで奮起してください、祐一さん。今号は感動秘話です。