SSブログ

スマッシュ・2022/6月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(4/21発売のスマッシュ)】
01.jpg
今月のスマッシュの表紙は、弱冠18歳でマイアミオープンを制したスペインの“カルロス・アルカラス”です。彼の優勝はテニス界でも大きなトピックでしたから、表紙での抜擢は大賛成です。過去のタイトルの3勝のうち2勝はクレーコートでの優勝。現在11位のランキングはクレーコートシーズンが終わるまでにトップ10入りするのは間違いなさそうです。

右画像は今月のから始まった新連載の「本格テニス漫画“BREAK BACK”でテニスの本質を知ろう」の扉ページです。著者である“KASAさん”は元テニスプレーヤーでコーチ経験者の経歴があるとのことで漫画に登場する5選手をモデルにお勉強するシリーズとなりそうです。

【尾崎里沙・直伝の7つの状況別対応法が巻頭を飾りました】
02.jpg
日本女子テニス界は“花の94年組”と呼ばれる世代があり、ジュニアの頃からそのトップを走ってきた尾崎さん。同世代は日比野菜緒、二宮真琴、加藤未唯など多くの選手がいてシノギを削ってきました。尾崎さんはこのところ数年間、大会には出場しておらず、スマッシュの“テニピン講座”でお目にかかるくらいでしたが、堂々の巻頭技術モノに登場。経歴はプロと明記しているのでまだ引退はしていないようです。さてさて技術モノの内容は、高く弾む、浅く低い、深い、少し遠い、身体に近い、スライス、速いの7種類のボールの状況で、どのような対応をするかを分解写真で解説しています。肩から入るフォアハンドの懐かしいフォームを随所で拝見できます。お元気そうで何よりでした。

【森井大治さんによる“ゼロから始めるスマッシュ”で苦手意識をなくす】
03.jpg
大治さんの解説を要約すると「ロブが上がったら、先ずはバンザイをしながら、身体を横に向け、細かいフットワークで落下地点に後ろから入る、あとはクロスでも内転を利かせて、ボールを押し込む」。たぶんこう云っているんだと思います。口では簡単ですが…。

【必殺テクニックはトッププロのここから学ぼう/ザ・グレート・ショット】
04.jpg
強烈なフォアハンドはキャスパー・ルードの左手の遣い方と身体の軸。余裕のバックハンドはシチパスの.広いスタンスから打点を前にしてスピン量の多いボールをきれいに打つ。極上サーブはマテオ・ベレッティーニの薄いグリップからトスのタイミングから回転力を与える。異次元のスライスは引退したアシュリー・バーティーの同じテイクバックからドロップショットと低く滑るボールを打ち分けるボールの捉え方と距離感の良さ。鈴木貴男さんの分かりやすい解説で納得のグレートショット集でした。