SSブログ

Gunze World Tennis 1987のプログラム [Tennis Books]

【1987年の大会を観戦したという後輩が持ってきてくれました】
01.jpg

グンゼというと、どうしても女子の大会だったと思いがちでしたが、1987年で14回目となり、男女共催のイベントでした。人の記憶もいい加減なものです。1974年の優勝は男子はジョン・ニューカム、女子がクリス・エバートと当時のスーパースターらが来日した第1回大会でした。その後もケン・ローズウォール、トニー・ローチなど、当時のトップランキングの選手たちが大会を賑わせていました。本当に豪華メンバーばかりです。

【プログラムにはカレンダーも付いていて、懐かしいウエアも】
02.jpg

2年間ほど修造さんのウエアを提供していました。たぶんこれは練習の時の写真だと思うのですが、この頃はまだコットンシャツに、短い股下のチノショーツです。当たり前ですがストレッチなんて言葉のない時代でした。35年も前の話ですから…。

【シングルスは男女共に8ドロー、出場選手全員がミックスもプレー】
03.jpg

大会はいわゆるエキシビションマッチで、前半は神戸市立体育館で3日間、準決勝と決勝は東京の国立代々木競技場の共にインドアコートで行なわれました。シングルスの優勝賞金は“3万ドル/約330万円”当時のレートでは約¥150-ですので、450万円。3回勝ちで得られる賞金なら、当時は良い金額だったかもしれません。しかも日本観光付きだったでしょうしね。出場の日本人選手は修造さんと井上悦子さんでした。

【清水善三さんのエッセイも掲載されています】
04.jpg

日本を代表する往年の名プレーヤーである清水善造さんのお孫さんにあたり、当時俳優として活躍していた清水善三のコメントも載せられています。当時は宮本輝さんがお書きになった“青が散る”で俳優デビューしたあとでしたし、’高校時代は千葉県の大会で準優勝するほどの実力者でしたから、程よいノミネートだったことと思います。清水善三さんは今もお元気で愛媛県新居浜でテニスコーチを務める他、「日本神話語りプロジェクト」のメインスタッフとして活動されていて、上京時には時々NOBUにも顔を出してくださいます。