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学習院高等科テニス部のチームウエア [Custom Made]

【3年生のこの5人が音頭をとってチームウエアのデザインをしました】
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学習院の高等科と東京教育大学(現筑波大学)附属高校は1896年から、全体育部の対抗戦が行なわれているそうで(テニス部がいつから行なわれていたかは不明ですが)伝統のある(学習院側からすると“附属戦”、教育大附属から“院戦”はという呼称)対抗戦のためにチーム全員でお揃いのウエアを作っているそうです。先週中間試験が終わったあと(5月26日)に、この5人のメンバーがNOBUにご来店され、約6時間に渡って入稿できるデザインを作り、今日(6月4日)着るシャツを作ることができました。(出来上がったのは6月1日)この話を68才になる高等科テニス部出身の知人にしたところ「ボクの時は水色のトレーナーをお揃いで作ったよ」とのこと。126年の歴史が繋がっていることを感じました。

【出来上がった背中のデザインがこちら】
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学習院の「學」の字をセンターにして、部員全員のフルネームを円を中心に均等に配置しました。下段には顧問の先生やコーチのフルネームを入れ、上段に「2022年の附属戦のメンバー」という意味合いの文字を入れデザインが出来あがりました。この3色に振り分けた理由は分かりませんが、それぞれにプリントの色を替え(赤字には黒、黒地にはオレンジ、ロイヤルブルーには黄色)指定の袖無しドライシャツになりました。

【胸にはテニスボーイをフォントとイラストで表現しました】
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テニスボーイの「TとSの文字」そして下のイラストは「般若の口」だそうで、部員のひとりが手書きをし、それをスキャンして、データに張り付けました。デザインがフィニッシュしたとき5人のメンバーはかなりご満悦そうでした。NOBUでは40年に渡って様々なチームウエアをお作りして来ましたが、昨日のピックアップ時に5人のメンバーが、シュークリームをおみやげに持ってきてくれました。もちろん自分たちが召し上がる分も含まれていましたが、こんな事は初めてで、それが高校生だったことに驚きとうれしさがありました。
3年生はこの“附属戦”で引退。今日、有終の美が飾れますように。