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テニス部OB有志の会のお揃いジャケット [Custom Made]

【エンジの生地にベージュに刺繍糸がきれいに映えるジャケットをお作りしました】
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大学庭球部に在籍していた時に和知さんという方がOBとして監督を務めていらっしゃいました。当時は和知さんもまだ30才代で、毎日短パンで東横線の綱島にあったコートまでお越しになっていて、当時短パンで電車に乗ることを「和知ル」なんて表現をしていた時代でした。ボクの短パン人生もそこから始まりました。和知さんにはボクが3年生の時から4年間くらい監督をしていただきました。そしてその当時の4年生から、1年生まで(高校3年の学年まで)の5学年が、卒業後1年にいちど集まり、そのメンバーで毎年シングルスのトーナメントをしていました。監督さんからするとボクたちはまだまだ「お子様ランチ」なヤツらばかりで、トーナメントの名称も「Kids Cup」。監督さんが大理石のトロフィーを寄贈してくださり、毎年その覇権を競り合っていました。毎年会場を替えて、1泊2日で温故知新。奥サマも庭球部のOGで、お子様ランチの会を楽しみにしてお越しいただきました。会は25年ほど続きましたが、監督さんが体調を崩され、現在は休会中となっています。このジャケットは、15年続いた時に和知夫人から全員にプレゼントされたものです。夫人にはこだわりがあり、全仏オープンのコートと同じ色の生地で作って頂戴とのリクエストがあり、弊社にて製造しました。左袖にはそれぞれの名前が刺繍で入り、100%オリジナルです。
※ボクはこのご夫妻から「Paul/ポール」というニックネームをつけられ、いつも「おい!ポール」と呼ばれていたのですが、ネーム刺繍は一律名字で入れて、というご指示がスポンサーである奥サマからあったのは今でも理由が分かりません。きっとこうしたことがご夫妻ならではの昭和なこだわりだったのかもしれません。

【ラケットをイラストチックにあしらい「Kids Cup」の文字と掛け合わせました】
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佐賀のウィンブルドン九州、湯河原ラケットクラブ、軽井沢、箱根、御殿場にあったチェンバース、五島列島の福江島、千葉のエストーレ、などなど、メンバーの出身地や居住地などを訪ねて会場を選び、庭球部の同窓会に旅行をつけ、そこでシングルスのトーナメントをやっていた「Kids Cup」。懐かしいイベントでした。

【この1枚で思い出し、撮影しました】
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小野田賢は大学庭球部の後輩で、今年の全日本テニス選手権の大会運営のサポートをしているのが、左の次郎さん。Kids Cup学年では1年生で、学生時代は全日本学生テニス連盟の役員もしていました。そのふたりがFacebookでこの写真をアップしたので「オオ!懐かしい」とクローゼットから出しての撮影です。残念なことに監督だった和知さんは今年の6月に79才で永眠され、お子様ランチのプレーを見てもらえることはかなわなくなりました。幸い年長が64才になるKids Cupメンバーは全員が健在ですので、どこかで復活させたいと思っています。和知さん、安らかにお休みください。
【私事の話題になってしまい、申し訳ありませんでした】