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岡田邦子さんの歴史ブログをじっくり読む [Tennis Books]

【テニスマガジンオンラインの連載されている岡田さんの歴史ブログも11話目】
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https://tennismagazine.jp/_ct/17297664
連休中のオススメは岡田さんの歴史ブログ「古今東西テニス史探訪」既に連載も11話目を迎えました。今号のタイトルは「「硬式」と「軟式」、ふたすじの道」サマリーでは「レギュレーションボール(硬球)を採用して国際化した日本テニス界でしたが、1922(大正11)年に正式発足した日本庭球協会は軟球使用のテニス層を吸収できませんでした。すでに全国各地に根をおろしていた軟球愛好者たちは、さらなる紆余曲折を経て独自の統轄団体を組織することになります」のリードです。
ページ数は7ページに及びますが、この分岐点を丁寧に説明しています。

【佐藤次郎さんの勇姿】
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今回のテーマでは硬球と軟球とのボールの違いが書かれています(懐かしの“Mt.Fuji”の話も出てきます)が、ラケットの話題も登場します。「ブルドック・佐藤」はなんと「フタバヤ」のラケットを使い、プロモーション活動もしていたらしい。左奥はフレッド・ペリー。太平洋南西選手権で決勝に進出のすごい写真です。

【7ページ目は、恒例の「=ちょっと寄り道=」これがいつも面白いんです。】
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岡田さんのお父さんの話「会津出身の父もスラバヤの南西約70kmに位置するジョンバンでトコ・バンダイという雑貨店を営んでいて、テニス用品も取り扱っていたのです」とのこと。ウインブルドンで佐藤次郎と組んだダブルスで準優勝だった布井良助さんの話題にまで及び、歴史好きなテニスマニアにはたまらない逸話も登場します。雨模様の連休には歴史検索もよろしいのでは…。
連載はしばらくお休みになるようですが、再開を楽しみにしています。

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