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全日空の機内誌に国枝慎吾の特集ページ [Tennis Books]

【リオで負けたからこそ、今のボクがいる】
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先週の日曜に所用で長崎に日帰りしてきました。全日空を利用したのですが、機内誌である「翼の王国/9月号」に国枝慎吾のインタビュー記事が掲載されていました。まさしく全米オープン優勝とタイミングも合って2ページですが、ほっこり読ませていただきました。取材はコロナ禍になる前の2月末。ここは高輪テニスセンターの2階にあるプライベートコートです。国枝は全日空から渡航時のサポートを受けていて、戦う車いすには「ANA」のロゴマークが入っています。取材内容は3連覇のかかったリオ・パラリンピックでベスト8に終わったあとの過ごし方について触れていて、大会後はしばらくラケットを握らずにヒジの治療(リオ開催の年の1月に手術をしたが完治せず、結果を出すことができなかった)を続け、たどり着いたのは「バックハンドのグリップの変更」だったそうです。結果「痛みを感じることがなかった」そうで、そこから初心者のように地道な練習を重ね、エースを打てるようになったとのことです。締めくくりには「ボクの生き甲斐はグランドスラムタイトルを獲ることです。そのチャンスがある限りこれからのチャレンジし続けます」とコメントしました。来夏の東京での活躍、期待しています。

【Facebookでは全米優勝後の帰国便でANAの機内でくつろぐご本人】
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https://www.facebook.com/KuniedaShingo/
また、インタビューの中では「リオでの敗戦で「このままでは終われない」とリベンジの思いがふつふつと湧き、その悔しさを経験したことで、絶対王者と云われてきたキャリアをリセットして、真の意味でのチャレンジャーとして再出発できた」とも語っています。

【そして車いすテニスのグランドスラム最多タイトルとなりました】
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https://www.facebook.com/usopentennis/
国枝はこの全米の優勝で、シングルスで24個、ダブルスで21個、合計45個のグランドスラムタイトル獲得で、オランダの女子名選手「エステル。フェルヘール」の単複合計・44個を抜いて堂々の1位に躍り出ました。彼女は2013年に引退しましたので、これからはこの最多タイトルの記録をドンドン伸ばしていって欲しいですね。