グランドスラムの決勝で日本人選手対決が実現

【女子車いす・シングルス決勝は、何と日本人選手同士の対戦となります】

全仏オープンの大会サイトでは車いす競技の結果は、このようなPDF表示しかありませんが、グランドスラム出場は先月の全米オープンは初出場だった「大谷桃子さん」が、第１シードのデ グロート（全米の優勝者）を準決勝で破る大番狂わせで決勝に進出し、第２シードの上地結衣さんと対戦することになりました。もちろん、4大大会のシングルスで史上初めて日本選手同士の決勝対決となります。

大谷さんは栃木県生まれの25才。作新学院高の３年生の時に、一般のテニスで高校総体の個人ダブルスに出場したキャリアがあり、卒業後右足にまひが起こり、車いすの生活を余儀なくされたそうです。2016年に西九州大に進学。そこで車いすテニスと出会い、競技開始わずか4年で世界ランキングを10位にまで上がり、今年の全米で4大大会初デビュー、そして２大会目にして初の決勝に進出（しかもランキング１位のデ グロートをストレートで下して…）です。対戦相手の上地さんとは０勝５敗の対戦成績ですが、赤土のコートはどちらの選手に分があるのか？非常に楽しみな決勝戦になるでしょう。

ふたりの決勝戦は日本時間の９日（金）：午後６時からの７番コート。
もちろんWOWOWで生中継の予定です。皆さん“義務応援”です。