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懐かしいラケットをカバー付きで頂きました [Tennis Collection]

【WilsonのPro Staff/セントビンセント製です】
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「ボクは6本持っているのでNOBU Museumに寄附します」と友人が持ってきてくれました。このラケットを見て思い当たる最初の選手はピート・サンプラス?それともステファン・エドバーグ?サーブ・アンド・ボレーヤーとしては最後の世代になるお気に入りのふたりが愛用していた名器中の名器。有り難いプレゼントを頂き、早速お店に飾っています。1980年代、シカゴに本社のあるWilson社はカリブ海に浮かぶセントビンセント島で、このラケットを製造する工場を持っていました。こう云ってはなんですが製品の仕上がりが安定しないこともあってその工場は閉鎖され、台湾に生産の拠点を移行していく時代的背景がありました。よってこのプロスタッフは今やビンテージラケット市場では幻のラケットとして希少価値がある訳です。凄いお宝であること間違いなしです。

【こちらはDunlopのMAX200Gです】
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こちらの同じ友人から頂きました。こちらも80年代にジョン・マッケンローとシュテフィ・グラフに愛用された名器です。ウッドラケットからグラファイト素材にラケットの形状が移行された時代の初期モデルとも云えます。独特の柔らかいしなりのあるラケットで、ウッドからの移行に違和感を感じず使える製造意図が感じられました。マッケンローもグラフもどちらかというとフラット、スライス系のプレースタイルでしたから、ボールを食い付かせるには良いラケットだったのでしょう。マッケンローが“Pacific”という黄色いシープガット(当時はナチュラルは云わずシープと云っていました)を38ポンドで張っていると云うのも今となっては神話のような懐かしいトピックでした。
この手の話になるともう止まりません。こちらも有り難くディスプレイしました。感謝!