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レイトン・ヒューイットがテニス殿堂入りです [TENNIS IMAGE]

【ヒューイットが2021年度の国際テニス殿堂入り決定です】
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レイトン・グリン・ヒューイット(Lleyton Glynn Hewitt,)は、 1981年オーストラリア・アデレード生まれの40才。元アスリートの両親の間に生まれ、自宅の芝生コートでテニスに親しんだのが始まりとのことです。98年に16才でプロに転向、ニューボール・プリーズのATP Tourキャンペーン世代の選手で最も早く台頭し、2001年11月に史上最年少の20歳8ヶ月で世界ランキング1位となり、01年と02年の2年連続で、年間最終ランキング1位の座につき、ランキング1位の在位期間80週で歴代10位です。ATPツアーでシングルス30勝、ダブルス3勝。グランドスラム優勝2回)ツアー・ファイナル優勝2回、デビスカップ豪州代表として最多勝を挙げている、オーストラリアテニスのアイドルとも云うべき存在です。

【TENNIS TVが編集した、ツアーでのべストショット集です】

01年の全米と、02年のウィンブルドンとグランドスラムでは2大会で優勝していますが、放映権の問題で探すことができませんでした。よってATPツアーでのべストショット集がこちら。3ポイント目のインディアンウェルズでのフェデラーとの長いラリーは伝説の1ポイントとして後世にまで語られることでしょう。

ヒューイットが大事なポイントを決めた時に叫ぶ「COME ON!」は、彼が最初に叫んだフレーズで、その後多くの選手が真似をするなどの影響を及ぼしたのは有名な話です。 小さい時にオーストラリアン・フットボールで鍛え上げた強靭な足腰を活かし、どんな球にも喰らいつくコートカバーリングはお見事で、粘り強さ、メンタルの強さでもアッパレでした。またリターンがうまく、パスやロブも上手い、バランスの良さ息の長い選手生活を送ったと思います。この他の殿堂入りでは、賞金額の多大な男女格差に抗議し、1973年のWTA Tour創設につながる独自のツアーを始めたことで「オリジナル・ナイン」と呼ばれるビリー・ジーン・キングさんら9人とコーチとしてUSPTRを束ねた、故デニス・バンダーミーヤさんも選ばれました。2021年度の殿堂入りの皆さん、おめでとうございました。

なおみチャンが“Laureus Sports Awards”受賞候補に [TENNIS LINKS]

【大坂なおみチャンが「ローレウス世界スポーツ賞2021」の女子部門の候補に】
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https://www.laureus.com/japan
ローレウス世界スポーツ賞 (The Laureus World Sports Awards) は、各年に世界のスポーツの各分野で活躍した個人及び団体を選出してたたえる賞です。「スポーツ界のアカデミー賞」と云われ、ダイムラーとリシュモンが共同で創設しました。パートナーとしてメルセデス・ベンツとインターナショナル・ウォッチ・カンパニーがサポートを行っている、世界40カ国のスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいる団体で、2000年から活動を開始しました。「ローレウス世界スポーツ賞2021」では、まず1000名を超える世界のスポーツジャーナリストの投票で5部門のノミネート者を決定。その後、69名いるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーメンバーによる投票結果により、最終的には今年の5月に各部門の受賞者決定し「ローレウス世界スポーツ賞2021」の授賞式で表彰されます。

【なおみチャンは「ローレウス年間最優秀女子選手部門」でノミネートされました】
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現在は8つのカテゴリーで受賞者が選出され、受賞者にはカルティエのデザインによる「ローレウス像」が授与されます。最優秀選手の男女、優秀チーム、最優秀新人選手、カムバック賞などなど。テニス部門では、なおみチャンの他、ナダル、ティエム、シフォンテクらが選出され、日本人ではバドミントンの桃田賢斗がカムバック賞にノミネートされました。統計では最多受賞は、ロジャー・フェデラーで、計6回(年間最優秀男子選手賞5回・年間最優秀復帰選手賞1回)と圧倒的受賞数です。第1回目の授賞式で、南アフリカのネルソン・マンデラ大統領が「スポーツには世界を変える力がある。スポーツには、人を動かす力がある。スポーツには、他のものにはない方法で人々をつなぐ力がある。スポーツは、若者がわかる言葉で彼らに語りかける。 スポーツは、絶望しかなかった場所に希望を与える。 スポーツは、政治以上に人種の壁を壊す力がある」とスピーチしたのは有名な話ですね。

還暦のお祝いに“赤づくし”のラケットです [Custom Made]

【真っ赤なラケットをカスタマイズしてくださいと云う依頼を受け】
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お世話になった方の還暦のお祝いに赤いラケットに、赤いストリング、赤いグリップテープで1本、こしらえてくださいとのリクエストがあり、そのお世話になっている方というのは、NOBUの30年来のお客さまなのでプレースタイルも分かることから、ご依頼をいただいたのだと思います。何とその依頼を受けた翌日に還暦を迎えるご本人が来店され、お買い物をしていただいたのですが、さずがに“真っ赤のラケット”の話をするわけにはいかず、ちょっと慌てました。こちらが出来上がった赤づくしラケットです。派手だわ。

【ラケットは、prince BEAST 100sq 280g grip2です】
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さすがに60才ですから、ナイロンの赤い糸を探し、トアルソンのアスタリスク1.25ゲージにたどり着き、グリップテープはキモニーで仕上げました。HeadやYONEXで赤いラケットを販売していますが、還暦さんは昔からプリンスラケットユーザーなので“赤いBEAST・280g”を選択。赤とはいってもちょっと渋めの赤(朱色に転ばない)なので落ち着きがあり、還暦のプレゼントとしてはまずまずの出来上がりになりました。
ご依頼いただければ何でも対応できるNOBUでありたいと常に思っています。
こんなモノが欲しいをドンドンぶつけてください。お待ちしています。

お問い合わせは support@tennisfactory.co.jp  or  お気軽にCall:03-3499-6160

【還暦を迎えられたお客さまには感謝の気持ちを込めてこちらを同封】
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https://nobu-catalog.blog.ss-blog.jp/2014-08-07
幹事の方に“NOBU”からのプレゼントとして、この赤シャツもお渡ししました。

インカレインドアが無事に終了 [TENNIS LINKS]

【男子シングルスは早稲田の白石光がインカレに続いて年間2冠を達成】
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https://tennismagazine.jp/article/detail/14982
男子シングルスは第1シードの白石光(早稲田2年)が高畑里玖(早稲田1年)との同校対決を6-2 7-5で制し、インカレとの年間2冠を達成しました。

【女子シングルスは亜細亜の松田美咲が昨年に続き2連覇を達成】
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https://tennismagazine.jp/article/detail/14981
女子シングルスは第3シードの松田美咲(亜細亜4年)が第1シードの平田歩(慶應義塾3年)を7-5 6-2で破って大会2連覇を達成しました。

【男子ダブルスは慶應義塾の羽澤慎治と藤原智也が優勝】
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男子ダブルス決勝では第1シードの羽澤慎治/藤原智也(慶應義塾3年/1年)が畠山尚/増田健吾(早稲田3年/2年)を7-5 6-1で破り優勝。羽澤は昨年のこの大会で今村倫昌とのペアで優勝。パートナーの異なるダブルス連覇を果たしました。

【女子ダブルスは筑波の阿部宏美と我那覇真子が優勝】
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女子ダブルスではノーシードの阿部宏美/我那覇真子(筑波2年/3年)が第1シードの永田杏里(慶應義塾2年)/平田を4-6 6-2 [10-4]で破ってペア初優勝を果たしました。

大学生の皆さん、無事に大会が開催され、つつがなく終了。よかったですね。

デ杯・パキスタン戦のメンバーが発表されました [TENNIS LINKS]

【一気に若返った楽しみなメンバーが発表されました】
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https://tennismagazine.jp/article/detail/14972
日本テニス協会から発表されたのは、綿貫陽介、内田海智、清水悠太、望月慎太郎、上杉海斗の5選手。岩渕監督がこのブログを読んでくださったのかは定かではありませんが、ある意味で格下であるパキスタン戦で大胆に思い切った「若手起用」に踏み切りました。なかなかアッパレな選手登用ではないでしょうか。以下はテニスマガジンのサイトで紹介された選手たちのコメントです。皆、ワクワクしてますね。

■内田海智(26才、S/317位、D/871位)
「今まで日本代表が国を背負って戦う姿は、何度も見てきました。その大会に出場できることを、すごく楽しみにしています。日本代表として戦うことは、これからの自分のキャリアに大きな意味をもたらしてくれると思います。今回のメンバーは平均年齢が若く、自分が最年長。選んでいただいたことに自信を持ち、チームでお互いのために一生懸命プレーして、勝利を狙いたいと思います」

■清水悠太(21才、S/338位、D/611位)
「今回はトップ選手が不在の中、選んでいただいた意味を理解し、プレーする機会があれば、日本代表として恥ずかしくないよう、全力で頑張りたいと思います!応援のほど、よろしくお願いいたします」

■望月慎太郎(17才、S/639位、D/412位)
「まずは、デビスカップ日本代表に選ばれて、とてもうれしく思います。試合に出られることがあれば、全力でチームの勝利に貢献できるよう尽くし、出られないときは、チームのサポートを全力でしたいと思っています。日本代表のチームとして戦うことがとても好きなので、チーム一丸となって頑張ります」

■上杉海斗(25才、S/ランキングなし、D/1444位)
「代表選手になることは、自分にとって1番の目標でした。大学出身の選手として、団体戦には思い入れがあり、最高の舞台で代表になれることを本当に誇りに思います。ここで活躍することは、今の日本の大学テニス界にとっても、良い影響になると思っています。応援よろしくお願いいたします」

【17才で選出された、望月慎太郎のことをデビスカップサイトでもPick Up】
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2019年にウィンブルドン・ジュニアで優勝した望月は、最年少勝利の記録更新の可能性があります。現在の記録は錦織圭サンの18才104日(2008年のインド戦3日目)。大会日程(3月5〜6日)の時点で望月は17才9ヶ月なのでもし出場して勝利すれば更新されます。

また上杉海斗は久しぶりの大学卒業の選手。現役ではにマクラクラン勉、松井俊秀がいますが、ふたり共に海外の大学テニス部出身。日本の大学テニス部卒業の選手となると1992年の佐藤哲哉(日大)以来で、慶應義塾大学出身者としては1961年の石黒修、長崎正雄さん以来の選出。石黒さんは66年まで代表選手として活躍されました。若き獅子たちの選出でトピックも多くなります。敵地の天然芝での戦いですが、きっちりと勝利を収め帰ってきてくれることを祈りましょう。がんばれ!“岩渕ジャパン”

往年の名選手“宮城淳”さんが自分史を上梓するそうです [TENNIS LINKS]

【全米オープンダブルスチャンピオンの宮城淳さんのお話です】
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宮城淳さんは1931年10月生まれの89才。早稲田大学入学後にテニスを始め福田雅之助さんに師事。1952年、熊谷一弥監督のもとデビスカップ代表に選出され、当時のアメリカンゾーンでプレー。同じ早稲田大学の1年後輩の加茂公成さんとペアを組み、1954年の全日本で単複優勝を遂げると、55年の全米オープンのダブルスで優勝。日本人の男子ペアとしては唯一のグランドスラムチャンピオンとなりました。卒業後はゼネラル物産に入社してプレーを続け、全日本選手権では単複でそれぞれ4度の優勝。引退後は、母校早稲田大学の庭球部監督、日本テニス協会専務理事、早稲田大学人間科学部教授などの要職を務めていました。

【宮城さんにアルバムをお借りして100枚くらいをスキャンさせていただきました】
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当時田園テニスクラブで全日本選手権が開催されていた頃の表彰式の写真に手書きで選手や役職の方の名前をアルバムに書き込んでいたり、デビスカップの前の練習に当時の昭和天皇がお越しになりご挨拶をされている写真などもあり、有り難くストックさせていただいています。お亡くなりになったお姉さまの黎子さんにも本当にお世話になりました。

【ここからは拡散希望です】
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https://www.facebook.com/atsushi.miyagi1
宮城淳さんのFacebookお嬢さんたちから以下のような書き込みがありました。

宮城淳の長女の薫と次女の優です。この度は皆さんへのご報告とお願いがありこの場をお借りして書かせていただいております。まずご報告です。この度、父、宮城淳の自分史を作ることにしました。それは3年前に亡くなった母と自分史を作るという約束を守るためです。今は編集者の方と打ち合わせを重ねながら日々書き続けています。そこには日本人で初めてテニスの全米オープンのダブルスで優勝した父の人格やテニスに対する信念をはじめとした人生の全てを綴っています。父は昨年10月に89歳になりました。自分も「ここまで長生きすると思わなかった」と常に言っています。私がいうのもなんですが、父は強運で幸せな人生を過ごしてきたと思っています。ただ現在、父は体調がすぐれず思うように動けない状態が続いており、今は私たちが父に関する資料を集めながら編集の方と打ち合わせを重ねている状況です。そのため、最初に書いた皆さんへのお願いというのは父と皆さんとの思い出話やエピソードをこちらに送って頂きたいということです。父と私たち家族だけで自分史を作るのではなく父と関わりのある皆さんとも一緒に作り上げることがより天国の母を心から喜ばせられると感じているからです。父は以前、家族で食事をしていた際に「僕が優勝できたのは運がよかったからで、それは周りのみんなのおかげなんだ」とポロッと一言話したのがすごく印象に残っています。子供の頃戦争を経験し、生きること自体が困難だったにもかかわらずテニスに人生を注げたのはみんなの支えがあったから、、、その思いが父の根底にあるのだと感じます。だからこそ、父の自分史は皆さんで作り上げたいと感じており、父との思い出やエピソード、新聞や雑誌の切り抜き、一緒に撮った写真、友人として教師としてテニスの選手、監督として、父からの印象的な言葉や心に残ってる一言などなど、、、どんなことでも構いませんので情報を提供して頂きたいと思っています。皆さんの力をお借りしながら父の自分史を最高のものにして天国の母を心から喜ばせてあげたいです。ですので、もし、ご協力していただける方は「宮城淳 エピソード」という表題で下記のメールアドレス、またはFACEBOOKのメッセンジャーに送信をお願いいたします。また、FACEBOOKでのシェアやFACEBOOKをされていない父のご友人の方にもこの話を伝えて頂けますと幸いです。情報の送信先はFACEBOOKのメッセンジャー、もしくは下記Gmailにて。
atsushimiyagitennis@gmail.comお手数おかけいたしますが皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。長女・宮城薫次女・宮城優(原文ママ)

奥さまの操さんにもお世話になりました。弦巻営業所行きの東急バスの中でお会いしたときは、「近岡さん宅の山形のテニスコートでプレーしてきたんだよ」とか、加茂公成さんがお亡くなりになったとをご連絡したときも「そうか、残念だったねえ」と仰っていただいたことなど(加茂さんにも可愛がっていただきました)様々なことを思い出します。多くの方からの情報提供で、クオリティの高い本が出来上がることをお祈りしています。

【1955年、デ杯インターゾンで豪州に敗れたときの日本チーム】
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左から、原田武一監督、宮城さん、加茂さんが当時まだ1段だったデビスカップの前での日本チームの集合写真。これは伊藤栄吉さんのご長男からいただいた画像です。カッコイイ!

コメント、情報提供は noblog@tennisfactory.co.jp  or  Call:03-3499-6160

なおみチャン優勝で根室市役所に垂れ幕 [YouTube Tennis]

【お母さんの出身地である北海道の根室は盛り上がっているようです】
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根室市役所に「なおみチャン・祝全豪優勝」の垂れ幕が掲げられた事がニュースになりました。根室市内で道行く人にインタビューしたりと、現地はNHKの地上波での放映もあり、誰もが時差を感じない時間帯で観戦できたことで盛り上がったでしょう。
下記リンクから北海道放送のニュース動画をご覧いただけます。
https://www.hbc.co.jp/news/d047b0566b290216b262633b284bb05c.html

【お爺ちゃんは“根室漁協”の組合長で73才の大坂鉄夫さん】
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お爺ちゃんの映像は昨年9月の全米オープン優勝時のもののようですが、北海道放送の音声では、今回の優勝を受けたコメントが寄せられています。なおみチャンは大阪生まれなので根室出身ではありませんが、お爺ちゃんは小さい頃から応援していたそうです。4年間でグランドスラム4回目の優勝。さぞかし、うれしいでしょうね。

スマッシュ・2021/4月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(2/21発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は錦織圭サン。毎号巻末にある“マンスリーK”では開幕からの3マッチを振り返って「プレーがもうちょっと良くなれば、トップ10復帰もあると思う」とコメントしたとのこと。今は実戦をたくさん積んで1ヶ月でも早く戻ってきて欲しいですね。
右画像は「2021・ギアガイド」の扉です。一昨年までは別冊で付いてきましたが、今は本誌の中とじで紹介しています。ラケットは5社、ストリングで4社のほか、アクセサリーなどの新製品の紹介とテニスショップ、テニススクールの紹介など情報満載です。

【巻頭の技術モノは13人のプロが飛躍のきっかけとなった秘密を公開】
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伊藤竜馬ら現役選手、谷澤英彦、山本育史、寺地貴弘らの全日本チャンピオン、森井大治、石井弘樹らの指導者13名からの「開眼アドバイス」です。テーマはサービス、ストローク、ボレーと云った技術編と、フットワーク、メンタルと5項目を3つのパートでまとめています。「私は〇〇コーチから〇〇と云うアドバイスをもらった」的な構成がマニアックです。

【中とじの技術モノは“サービスをうまく打つための10のポイント”です】
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テニスという競技では唯一自分から打てるショットがサービス。なのにトスがうまく上がらなかったり、インパクトがうまくいかなかったり、緊張しすぎたりと思うように行かないこともあるショット。今号では、グリップ、スタンス、トス、テイクバック、トロフィーポジション、インパクト、フィニッシュなど10項目に細分化して解説しています。

【連載3回目となった“テニスの処方箋”はインソールの機能について】
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足の裏には「カカト」「小指の付け根」「親指の付け根」の3点で構成されたアーチがあり、この部分が足に必要なバネの役割を果たしているそうで、市販されて内蔵されている従来のインソールでは、足のバネ機能が発揮しにくいと云われているとのこと。で、自分自身の足の本来持つ能力を引き出してパフォーマンスをアップするためにインソールを入替えることが大切ではないかと解説しています。選手から時々お古のシューズをもらったりしますが、必ずインソールが抜かれた状態で手許に来ます。これは選手の皆さんが必ずと言っていいほど“自分の足型にマッチしたオリジナルインソール”を作っているからです。

テニスマガジン・2021/4月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(2/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は錦織圭サン。今年はATP Cupから復帰し残念ながらリーグ戦では2戦2敗。続く全豪オープンも残念な結果でしたが、今はフロリダに戻ってトレーニングしているようです。ロッテルダムからの転戦がスケジュールされていますが、先ずはランキングを32位以内まで戻し、大きな大会でもシードが確保されるポジションまで戻して欲しいものです。そうすれば今回のように1回戦で強敵を対戦も回避できる訳ですから…。
右画像はトップジュニアとして活躍後、ケガなどで低迷していた中川直樹が昨年の全日本で優勝し、今後の活躍を期待するテニスマガジンが単独インタビューした「50の質問」の扉です。プロに転向後、初めて楽しくテニスができるようになったことも語っています。

【巻頭の技術モノは“テニスのスピード徹底追及・前編”です】
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お馴染みのポール・ファインさんのレポートです。USTAのフィジカル部門のトップコーチにインタビューしています。動きのセオリーを学ぶ「加速」と「減速」など、ちょっと難しい講義になりますが、中味の濃い10ページでレベルアップにトライしてみてください。

【ATP Cupのレポートです】
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メドベデフとルブレフを擁するロシアが初優勝を飾った大会のレポートです。まだ男子決勝は終わっていませんが全豪オープンではベスト8に3人のロシア人選手が進出したのは初めてのこと。サフィンの時代にはカフェルニコフと云う先輩もいましたが、なんだかロシアの台頭がテニス界にも見られるようになりました。イタリアの準優勝も立派でしたね。

【全豪オープンのレポートは締切ギリギリまで結果をアップ】
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男子シングルス決勝は明日、ジョコビッチとメドベデフ。ナダルを破ったシチパス、シャポバロフと死闘を演じたシンネル、そのシャポバロフを破ったのは同じカナダのアリアシム、ティエムは元気がなくディミトロフにストレート負け(コーチのマスーがチリ国内で感染したため帯同できなかったことが大きく響いたのか?)、袖無しシャツで登場のズベレフはジョコビッチの壁を崩せず。今年のまたグランドスラムならではの“ナイスマッチ”が多かったですね。明日の夜には今年初のチャンピオンが決まります。楽しみ、楽しみ。

【3月第1週はデビスカップのパキスタン戦です】
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昨年の3月にエクアドルにまさかの敗戦を喫した“岩渕ジャパン”、グループ予選の相手はパキスタンで、アウェーでの対戦です。パキスタンには40才でダブルスランキング51位のクレイシーと云う選手が居ますが、普通に戦えば勝てる相手。提案したいのはこう云う対戦でこそ若手だけのチーム作りをし、デビスカップ出場の対戦をさせた方が良いのではないかと云うことです。綿貫陽介、清水悠太、内田海智、島袋将、望月勇希、今村昌倫、望月慎太郎などの起用(若手だけのチーム編成)などをこう云う機会に是非登用して欲しいと思います。俄然面白いと思いますが、こんなタイミングはなかなかないと思いますので、ご決断を!

プロテニスリーグの初戦が始まるようです [TENNIS LINKS]

【対戦は“藤沢ゲイム”と“行田エレック”ーキャプテンの出身地がチーム名に】
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https://www.facebook.com/2022PTL/
プロテニスリーグは男女混合の団体戦と地域に根差した活動が大前提とのこと。 今回は参加選手を2チームに分け、チームキャプテン(添田豪/神奈川県の藤沢市、江原弘泰/埼玉県の行田市)の出身地名がチーム名になったそうです。 そしてチーム名は所属選手の名前からイニシャルを1文字ずつをとり、「FUJISAWA GYME(藤沢ゲイム)」「GYODA EREK(行田エレック)」としたそうです。 なかなかユニークな発想です。

【FUJISAWA GYMEのメンバーがこちら】
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メンバーは、添田豪、望月勇希、美濃越舞、林恵里奈の4人です。

【GYODA EREKのメンバーがこちら】
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メンバーは、江原弘泰、片山翔、穂積絵莉、澤柳璃子の4人です。

第1回はプレイベントとして、2月21日(日)17:00~19:30に都内某インドアテニスコートにて下記の対戦が組まれるようです。それぞれの試合が「10ポイントタイブレークでの3セットマッチ」で行なわれるそうです。
【第1試合は女子ダブルス】
 穂積絵莉・澤柳璃子 VS 美濃越舞・林恵里奈
【第2試合は男子シングルス】
 江原弘泰 VS 添田豪
【第3試合はミックスダブルス】
 片山翔・澤柳璃子 VS 望月勇希・林恵里奈
【第4試合は女子シングルス】
 穂積絵莉 VS 美濃越舞
【最終の第5試合は男子ダブルス】
 江原弘泰・片山翔 VS 添田豪・望月勇希
ライブ配信も予定しているらしいのでお時間のある方はご観戦をおすすめします。
YouTubeチャンネルはこちらです↓
https://www.youtube.com/watch?v=PK1z_50gj2s&fbclid=IwAR2zdvIckTOG7VkohxBdUnxj3Ft1n4WtbY6Tg6olFXpVbflVmInvMV29fVI

関東学生テニス選手権が中止になりました [TENNIS LINKS]

【毎年夏に開催され、今年は冬の夏関として開催予定でしたが…】
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https://kantotennisgakuren.r-cms.jp/
関東学生テニス連盟のサイトではまだ告知されていませんが、「冬の夏関」が中止になったと、各大学のテニス部宛に告知が合ったそうです。大学生にとっては残念な判断です。

【中止になった理由がこちら】
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小学校、中学、高校と通常に授業が再開していますが、大学のほとんどがリモート授業になっています。谷かに大学が再開することで日中の都心部の人口が急増する訳ですし、大きな教室で多くの学生が駒ごとに移動したりと云うことを考えると、市中感染はアッという間に戻ってしまう可能性もあります。この文章にあるとおり、多くの大学(約30校と記してあります)のテニスコートが学校内にあったりすると、なかなか部活動を再開することもできず、平等感がありませんね。各大学にアンケートをとった結果、80%が開催を望まないと回答したと云うのですから、中止は自己判断の結果です。また元々各大学のコートを使用して行なわれてきた訳ですから、他大学の学生が入ってテニスをするなんてことは、学内をロックダウンしている大学には考えられないことなんでしょうね。1日でも早くこの新型肺炎が終息して、4月からは大学自体も再開してくれることを願います。

明日から“インカレ・インドア”が始まります [TENNIS LINKS]

【会場は大阪の江坂テニスセンターで、1週間の大会になります】
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https://alljapanintercollegiate-tennis.r-cms.jp/
遅い開催ながら四日市テニスセンターでインカレが無事に終わり、インカレインドアも予定通りの開催に漕ぎ着けたようです。シングルスは32ドロー、ダブルスは16ドローと、学生たちも精鋭が集まる今シーズン最後の学生大会が明日から始まります。

【男子シングルスのドローはこちら】
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出場者を大学別で分けてみると、最多は慶應義塾の6人、続いて亜細亜の5人、早稲田は4人の出場です。第1シードはインカレ優勝の白石光(早稲田)、2シードは筑波の田形諒平、3シードが慶應の羽澤慎治と云う順。白石の連続優勝が濃厚の気配もあります。

【女子シングルスのドローはこちら】
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女子も出場者を大学別で分けてみると、最多は早稲田の7人、続いて慶應義塾と亜細亜がそれぞれの5人の出場となっています。また男子ダブルスでは法政のペアが4組(全体の1/4)も出場。法政のシングルスは2人だけですからちょっと面白い現象となりました。

全日本学生テニス連盟のサイトが引っ越されましたので、ご興味がある方はブックマークをおすすめです。またインカレの時と同じようなライブ配信は予定していないようですので、残念ですが各大学テニス部が発信するSNSで都度チェックしたいと思います。

ちょっとマニアックな主審のお話 [TENNIS LINKS]

【今日のなおみチャンの試合で主審を務めたのは“Julie Kjendlie”さんは日系の方です】
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彼女の名前は“ジュリー・ケンドリーさん”ノルウェー人の父親と日本人の母親の間に生まれ、お母さんとの会話は日本語だったそうで完璧な日本語を話します。初めて会ったのはジャパンオープンの時で、WTAの主審として来日され、森田あゆみの試合の主審を務められた時に“アドバンテージ・森田”とコールした“モリタ”のイントネーションが日本語でびっくりして、試合が終わったあとに聞いてみると「お母さんは日本人なのよ」と返ってきたのが容姿と違ってビックリでした。それ以降彼女は自信のステータスを上げていき、国際テニス連盟のゴールドバッジにまで登りました。現在ゴールドバッジは世界の中で男性が20人、女性は11人と云うとても高いハードルでグランドスラムの主審はほとんどこのレベルの方が務めています。ラインアンパイアから始まって、主審を経験し、英語での試験でホワイトバッジ、ブロンズバッジ、シルバーバッジ、そしてゴールドバッジと資格を上げてゆく審判の世界は、ツアーでの選手のそれと共通するものがあるのかもしれません。

【ゲーム・大坂、大坂リーズでイントネーションを替えていたのはさすがでした】
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https://www.wtatennis.com/news/1663076/interview-with-an-umpire-julie-kjendlie-takes-fun-road-to-the-tour
最初はボランティアでラインパーソンをしていたジュリーは2004年にホワイトを、08年にブロンズを、10年にシルバー、そして16年にゴールドを取得するとITF(グランドスラム)、ATP、WTAツアーで年に25〜30週間のトーナメント(主にWTA)に従事することになり本業となりました。これからの彼女が主審を務める日本人選手の試合も多いと思います。その時は耳を澄ませて彼女の発する日本人選手名にご注目ください。試合を楽しんで観戦するもうひとつの方法かもしれません。

【かすかに“オオサカ”のコールが聞こえる今日の試合のダイジェスト版】

準決勝の相手はセリーナ・ウイリアムス。どんな戦いになるのか楽しみです。

全豪オープンは男女共にベスト8が出揃いました [TENNIS IMAGE]

【男子はティエムとシュワルツマンがシードダウン】
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全米オープンのFacebookが見易いドローの結果をアップしてくれました。毎度グランドスラムの時にこのようにアップロードしてくれます。キリオスとフルセットを戦ったティエムはディミトロフにまさかのストレートの敗戦。ロシアのカラツェフは27才。114位で予選を3回勝ち上がり、シュワルツマン、アリアシムワのシード選手を倒してのベスト8進出です。トップ2以外の選手が勝ち上がる方が大会としては面白いと思うのですが、ここまでの勝ち上がりを見ていると、なかなか崩せないのかもしれません。

【女子のベスト8はこんな感じになりました】
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なおみチャンは明日、台湾のスー・ウェイとの対戦。トリッキーな選手なのでくせ者ですが「今は今までと違うなおみチャン」になってきているのであっさり行くのではないでしょうか?アメリカのペグラは25才。1回戦でアザレンカを、3回戦ではムラデノビッチを下してベスト8進出です。ご両親がNFLのバッファロー・ビルズとNHLのバッファロー・セイバーズのオーナーとしても有名な選手。それにしてもバーティー、ハレプ、セリーナが勝ち上がっているのは盛り上がりますね。

【昨日はバレンタインデーと云うことでこんなキュートな画像も】
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テニスマインドいっぱいのバレンタインカットです。

復活したマッケンジー・マクドナルドに注目です [TENNIS IMAGE]

【2019年の全仏でケガをした彼が復活劇を演じています】
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2019年の全仏オープンのダブルスの試合中、ハムストリングの腱を断裂するという大ケガを負い、何週間も歩くこともできない状態に陥ったマッケンジー・マクドナルド。その後懸命なリハビリをし、全豪オープンのワイルドカードがもらえるところまで戻ってきました。彼はおとといの2回戦で第22シードのボルナ・チョリッチを6-4 6-2 4-6 6-4で倒すという殊勲をやってのけました。そして昨日の3回戦でも南アフリカのハリスにストレートで勝利し、ベスト16入りと見事に復活劇を演じています。次はメドベージェフです。

【ボルナ・チョリッチを破ったダイジェストシーンです】

ネットに出る、コートに入ってショットを打つ、こんなプレースタイルが彼の魅力です。

【アメリカの大学を卒業して成功する選手は応援したいですよね】
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https://www.atptour.com/en/players/mackenzie-mcdonald/mk66/overview
サンフランシスコ近郊の街に生まれ、大学生の時はUCLA時代の2016年に単複でNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のタイトルを獲得した実績を持つマッケンジー・マクドナルド。ジュニアの頃から数々のタイトルがあり、ワイルドカードで全米オープンやツアー大会のワイルドカードを得て実績を積んで卒業後はプロに転向。2019年4月には自己最高の57位を記録、その後の全仏オープンのダブルス(対戦相手は西岡良仁)でケガに遭い、懸命のリハビリをし、ツアーに戻ってきました。そして3年前のウインブルドンで成し遂げたグランドスラム大会の最高成績に並ぶ4回戦進出を果たしました。懐かしいことにその時に彼のことを掘り下げ、その後の彼の活躍に注目していましたが、大きなケガを乗り越え、見事に蘇ってきました。マッケンジー・マクドナルド、ちょっと覚えておいてください。