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ちょっとマニアックな主審のお話 [TENNIS LINKS]

【今日のなおみチャンの試合で主審を務めたのは“Julie Kjendlie”さんは日系の方です】
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彼女の名前は“ジュリー・ケンドリーさん”ノルウェー人の父親と日本人の母親の間に生まれ、お母さんとの会話は日本語だったそうで完璧な日本語を話します。初めて会ったのはジャパンオープンの時で、WTAの主審として来日され、森田あゆみの試合の主審を務められた時に“アドバンテージ・森田”とコールした“モリタ”のイントネーションが日本語でびっくりして、試合が終わったあとに聞いてみると「お母さんは日本人なのよ」と返ってきたのが容姿と違ってビックリでした。それ以降彼女は自信のステータスを上げていき、国際テニス連盟のゴールドバッジにまで登りました。現在ゴールドバッジは世界の中で男性が20人、女性は11人と云うとても高いハードルでグランドスラムの主審はほとんどこのレベルの方が務めています。ラインアンパイアから始まって、主審を経験し、英語での試験でホワイトバッジ、ブロンズバッジ、シルバーバッジ、そしてゴールドバッジと資格を上げてゆく審判の世界は、ツアーでの選手のそれと共通するものがあるのかもしれません。

【ゲーム・大坂、大坂リーズでイントネーションを替えていたのはさすがでした】
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https://www.wtatennis.com/news/1663076/interview-with-an-umpire-julie-kjendlie-takes-fun-road-to-the-tour
最初はボランティアでラインパーソンをしていたジュリーは2004年にホワイトを、08年にブロンズを、10年にシルバー、そして16年にゴールドを取得するとITF(グランドスラム)、ATP、WTAツアーで年に25〜30週間のトーナメント(主にWTA)に従事することになり本業となりました。これからの彼女が主審を務める日本人選手の試合も多いと思います。その時は耳を澄ませて彼女の発する日本人選手名にご注目ください。試合を楽しんで観戦するもうひとつの方法かもしれません。

【かすかに“オオサカ”のコールが聞こえる今日の試合のダイジェスト版】

準決勝の相手はセリーナ・ウイリアムス。どんな戦いになるのか楽しみです。