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ワウリンカがワイルドカードでウィンブルドンに出場 [TENNIS IMAGE]

【Stan The Manも37才になりました。ケガを乗り越え復調の兆しあり】
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スタン・ワウリンカは1985年スイスのローザンヌで、チェコ系ドイツ人の父親とフランス系スイス人の母親のもと4人兄弟の次男として生まれました。テニスは長兄の影響で8才でテニスを始め、2003年の全仏オープンジュニアで優勝、プロに転向しました。その後は順調にランキングを上げ、2008年の北京五輪では、ロジャー・フェデラーとのコンビで見事に金メダルを獲得。2014年には母国スイスにデビスカップを持ち帰り、自身もランキングで自己最高の3位の地位を獲得しています。

【そしてウィンブルドンで優勝すれば生涯グランドスラムを達成します】
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全く気づいていなかったのですが、スタンは2014年の全豪オープンの準々決勝でジョコビッチを破り、準決勝ではベルディッチを、そして決勝ではナダルを4セットで仕留め、グランドスラムの初栄冠を獲得、翌年の全仏オープンでは準々決勝でフェデラーを下し、準決勝ではツォンガとの4時間以上になる死闘の末に退け、決勝ではジョコビッチを破り、優勝しました。そして翌年(2016)の全米オープンでは準々決勝でデルポトロを、準決勝ではマレーを破った錦織圭を4セットで破り、決勝ではジョコビッチを下し初優勝。ここまでで全豪、全仏、全米と3つのグランドスラムタイトルを獲得し、生涯グランドスラムまで、残すところウィンブルドンだけとなりましたが、2017年に以前から傷めていた左ヒザの手術を行ないました。2018年にツアーに復帰しますが全米のあと背中を痛めシーズンを終えました。2019年は開幕戦から復帰し、ケガで落ちたランキングを263位から16位にまで戻し、2020年には全豪と全米でベスト8に進出しますが、新型肺炎の感染などもありこれ以上の結果を残すことは出来ず、2021年の3月に左足の手術を受け、その後再手術も受けたことで東京五輪にも出場することが出来ませんでした。そして今年3月、チャレンジャー大会から復帰し、マスターズのローマでは3回戦に進出するなど徐々に戻しつつあります。37才という年齢ですから生涯グランドスラムの達成は厳しい状況ではありますが“Stan The Man”の愛称通り、またトップに戻って来ることを期待しています。