松崎 洋著 文庫本「スマッシュ×スマッシュ」

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何の気なしに、古本屋さんで見つけた、テニスタイトルの文庫本。


主人公の笠松勇太は国内では向かうところ敵ナシのプロテニスプレーヤー。ジュニアのタイトルを総なめにしてプロ転向。しかし全日本選手権準決勝でケガをし、そのため以前のように勝てなくなり、スポンサーも離れてしまった。そんなときに、あるテニススクールの校長に、時々テニスのコーチをすることを条件に練習場所を提供してもらうことになる。それからスクールに心に障害をもった少年「颯人」が入会してきた。しかし、他の子供たちとなじめず、他の生徒の親達にテニススクールを辞めるように迫られる颯人の母親・結子。颯人の専属コーチになった勇太は不安でいっぱいだったが…。夢をあきらめない、ただそれだけが生きる勇気になった。感動のテニス・ストーリー！（徳間書店の書評から）

内容は５部構成で、第１セットから第５セットと、チョットした「ひねり」も入っています。

中扉のデザインも表紙を上手くアレンジしてまとめています。
３時間くらいで読めてしまう本ですから、100円で気分転換するにはもってこいかも知れません。中学生が夏休みの読書感想文の対象にするくらいな青春さわやか物語。

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