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東京五輪期間中に読んだ中で、秀逸だった新聞記事 [Tennis Books]

【8月3日、朝日新聞朝刊のジョコビッチに関する記事に心が動きました】
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期間中様々な新聞記事を読んだ中で気になったのがこの記事です。ロジャー・フェデラーもラファエル・ナダルも同様ですが世界ランキングが1位であっても、なかなか金メダルにたどり着きませんでした。今回のジョコビッチはダントツの第1シードで、年間グランドスラムに王手がかかっている中、この東京五輪で金メダルを獲得すれば、女子のシュテフィ・グラフが成し遂げた年間ゴールデンスラムが見えていたにもかかわらず、準決勝でズベレフに逆転負け、その後の3位決定戦でもカレニョブスタに敗れて表彰台に上がれず、コーチの反対を押し切ってまで出場したミックスダブルスでも3位決定戦を棄権すると云う結果になりました。ジョコビッチのオリンピックの結果を振り返ってみると、初出場の2008年の北京大会では準決勝でナダルに敗れながら、3位決定戦でジェームス・ブレークに勝ち銅メダルを獲得。次のロンドン五輪では母国セルビアの旗手として開会式に登場。しかしながら準決勝で、アンディ・マレーに敗れ、3位決定戦でもデルポトロに敗れました。そして2016年のリオでは1回戦で、デルポトロに敗れ姿を消しました。この新聞記事では「セルビア旗に愛を、祖国に金を」と願い、2024年のパリで金メダルを獲得するため「心のピースを埋める旅」を続けていくと綴っています。文末では「次の五輪の舞台は過去に2度制した全仏オープンの会場でもあるローラン・ギャロス。赤土のコートに思いをはせ、視線は3年後の夏に向く」すばらしい“ものがたり”です。