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全米オープンの車いすテニスを振り返る [TENNIS IMAGE]

【国枝慎吾は2連覇で、通算8個目のタイトルを獲得】
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東京パラリンピックの興奮がさめやらぬ中、開催された全米オープンの車いす競技。われらが国枝慎吾チャンは見事な勝ちっぷりで2連覇を成し遂げ、通算8勝目を挙げました。今年がパラリンピックまでにいくつかの敗戦もあり心配していましたが、さずがにハードコートでの戦いは見事なものでした。今年の主要大会はここで行ったん終了。既に帰国していると思うので、しばらくはのんびり休んでください。

【ディーダ・デ グロート(オランダ)は年間ゴールデンスラムを達成】
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東京でも優勝したデクロートは、全米も制して4大大会+パラリンピック金メダルと、5大会を1年間で瀬部手に優勝し「カレンダー・ゴールデンスラム」を達成しました。上地結衣チャンは今年、このデクロートに全豪、全仏、東京、全米のそれぞれの決勝で敗れ、悔し涙だったと思います。バックハンドにより一層磨きをかけ、来年は雪辱することに期待します。結衣チャンも先ずはゆっくりと休養をとり、気持ちの蓄えを作ってください。

【クワッドのディラン・オルコット(豪州)も、カレンダー・グランドスラムを達成】
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これまでの年間ゴールデンスラムの達成者は、1988年のシュテフィ・グラフだけでした。今年は車いすでクワッドシングルスと女子シングルスでふたりの達成者が出ました。全米テニス協会の粋なはからいで、男子シングルスの決勝戦中、センターコートでこのふたりがアナウンスされ、満員の観客から多大な称賛を浴びました。以前、車いすテニスの国別対抗戦が有明で開催されたことで、多くのテニス愛好家の方達が観戦する機会があり、より身近に車いすテニスを感じるようになりました。競技人口はまだまだ多くはありませんがジュニア選手たちの台頭もあり、パリ・パラリンピックでは新しいスターの誕生があるかもしれません。これからも車いすテニスから、眼が離せません。