SSブログ

2023年からATPチャレンジャーがスケールアップします [TENNIS LINKS]

【ATPはチャレンジャー ツアー: 2023 年に向けたイノベーションと機能強化と発表】
1.jpg
https://www.atptour.com/en/news/challenger-tour-enhancements-2023
ATPは今年、46年目を迎えるチャレンジャーツアーの拡充について以下のように発表しました。チャレンジャーツアーの賞金総額は2022年の1320万ドルから2023年には2110万ドルに増加し、世界各地で195もの大会が行われる予定になっています。ATPではラウンド(基本的には32ドローで予選は2回勝ち)ごとの配分も調整され、早いラウンドでの敗者が得られる賞金の増加することになります(2022年は予選の敗者にも賞金が支払われました/ポイントの付与はありません)。更にATPツアーとの連携をより密接にし、地域とサーフェスのバランスが改善される予定だそうです。

注釈:チャレンジャーに出場する選手には(予選を含め)ホテルの宿泊と朝食・昼食(シングルス1選手に対してふたり分)は主催者が提供します。また本戦の選手も仮に1回戦で敗れても5泊まではギャランティする義務が主催者にあります。選手にとっては、ランキングを上げてチャレンジャー以上の大会に出場できるようになれば、渡航費以外の出費(ストリング代など細かいところはありますが)がほとんどなくなり(ツアーまで行けば、様々な、より良いホスピタリティーを受けることができ)ます。

また、新しく導入されるのは、これまでの4つのカテゴリー(チャレンジャー50、75、100、125)に加えて『プレミアムチャレンジャー175』が3大会開催されることになりました。会場はインディアンウェルズ、ローマ、マドリッドのATPマスターズ1000の大会の第2週に行われるとのことです。マスターズの予選または本戦の序盤で敗退した選手にとっては、移動なしで、ホテルも替わらず次大会に出場でき、高額チャレンジャーに出場できる訳ですから、申し分のない新設大会となりそうです。

ATPツアー会長のガウデンツィは、「チャレンジャーツアーは男子プロテニスの出発点です。新しいプランは、プレーヤーの収益の可能性を高め、トーナメントのカテゴリ、サーフェス、地域のバランスを改善します」とコメントしました。まさに、チャレンジャーを回れるランキングになって、初めて「プロテニスプレーヤー」と呼ばれるのに相応しい選手になるということでしょうね。早く“ITFトーナメント”から抜け出せ!がんばれ!