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来年の国際テニス殿堂入りはパエスとアムリトラジに [TENNIS IMAGE]

【ダブルスチャンピオンのリーエンダー・パエスが選出されました】
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Leander Paes(インド)は1973年6月生まれの50歳。現役30年のキャリアの中でダブルスで世界ランキングのトップとなり、18 回のグランドスラムタイトルを獲得しました。内訳はダブルスで8回、混合ダブルスで10回の優勝を誇り、テニス史上、両方の分野で生涯グランドスラムを獲得したわずか3人の男性のうちの1人です。パエスは、オープン化以降の混合ダブルスのメジャータイトル最多獲得数で、元パートナーのマルチナ・ ナブラチロワと並んでいます。さらに、パエスとマルチナ・ ヒンギスは、オープン化時代に一緒に生涯グランドスラムを達成したわずか2チームの混合ダブルスチームのうちの1つです。パエスはATPダブルスのトップ10圏内で合計462週間を過ごし、1位では37週間を含み、ツアーでダブルスで55のタイトルを獲得しています。またパエスは30 年間に渡りデビスカップのインド代表として、ダブルスでは45勝の記録を誇っています。またテニス史上最多となる7大会連続オリンピック出場を果たし、1996年のアトランタ大会ではシングルスで銅メダルを獲得し、インド唯一のオリンピックテニス競技のメダリストです。

【1970年代と1980年代に活躍し、インドの英雄と呼ばれたビジャイ・アムリトラジ】
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アムリトラジは 1953年12月生まれの70歳。オープン化時代のインドの最も偉大な選手のひとりで、ATPツアーでシングルス16勝、ダブルス13勝を挙げ、シングルス自己最高ランキング「16位」でインドの男子選手の最高順位を記録しました。またインドのデビスカップチームを1974年と1987年の2回の自国を決勝進出に導きました。 アムリトラジは1990年に引退した後も、テレビ解説や慈善活動など多方面の活動を続け、今なお「インドの誇り」として尊敬を集めているそうです。彼は2004年から06年まで2年間「国連平和大使」を務め、「ビジャイ・アムリトラジ財団」を設立し、社会貢献活動を続けているとのことです。

来年の選出者はインド人がふたりとなり、2024年7月20日の土曜日、アメリカ・ロードアイランド州ニューポートの国際テニス殿堂で、殿堂入りを果たします。