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テニスクラシック9月号 [Tennis Books]

月刊テニス専門誌のご紹介(8/21発売のテニスクラシック)
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今月号の表紙は、ウィンブルドンで久しぶりに決勝戦のコートに立った「マリア・シャラポワ」です。こう言っちゃなんですが、今回のシャラポワ、自分より上位のシード選手と対戦することなく決勝に進出というラッキーなドローもありました。決勝戦も、もう少しおもしろい内容になっていたらよかったのですが、テニスファンにはちょっと残念な試合の流れでしたね。(新しいチャンピオンが誕生したことがせめてもの救いだったかもしれません)

さてさて今月号でびっくりしたのは「エレッセのファッションページ」です。明日から全国高校総体テニス競技が始まりますが、昨年のインターハイの女子シングルス決勝を戦い、この春ともにプロ転向した「布目千尋(優勝)」さんと「美濃越 舞(準優勝)」のふたりがモデルになった、カタログの撮影現場に潜入してレポートしています。ヘアメイクさんのおかげとはいえ、モデルとしても十分通用する仕上がりになっているようです。

布目さんは北日本物産のサポートを受け、美濃越さんは岩見亮さんの指導を受けての、プロ1年目。この学年には、石津幸恵さんや大前綾希子さんなどライバルも多く、みなさんで切磋琢磨して、活躍してくれることに期待です。それにしてもここ数年の「エレッセのレディスアイテム」はなかなかエレガントです。(詳しくは本誌でどうぞ)

【アメリカ選手のプロ転向事情/52.53p】
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アメリカの大学テニスチームにいた経験を持つ筆者が語るアメリカの大学テニス事情です。ジョン・イズナー、サム・クエリー、ジェームス・ブレーク、ブライアン兄弟などが、高校卒業後、なぜプロにはならず大学に進学し、卒業後プロに転向するという段階を踏んだかという解説があります。アメリカの大学ではスカラシップという奨学金制度があり、それで選手を集めることをしていますが、そのスカラシップがアメリカの税金で賄われているにもかかわらず、多くの外国人に適応されているケースが多いとレポートしています。本文の内容はタイトルとは違って、外国人とスカラシップの関係がテーマになっていますが、興味深い内容になっています。(これ連載するのかしら?掘り下げたらおもしろそうですが…)

【ドル安だけでないアメリカテニス選手の現状】
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本文で取り上がられた「スカラシップが多くの外国人に与えられている」ケースから、気になって調べてみると、上記のデータが現在のアメリカ人選手の現状を如実に語っています。ATPランキングトップ100に、8人しか入っていません。中にはライアン・ハリソン(19才)がいますが、ドナルド・ヤング(錦織圭と同学年)など、若手の台頭が目立っていないのが気になりますね。テニスはクレーコートを主流にした欧州、南米的プレースタイルに移行していることを裏付けるような数字かもしれません。
トップ100に、スペインは13人、フランスは10人。古くからのテニスファンからしてみたら、「豪州はどうなっちゃうんでしょうね」が、もっと深刻かもしれません。

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