SSブログ

懐かしの「Wilson Steel Racket」たち [Tennis Collection]

【懐かしいラケットを沢山、頂戴しました】
2000.jpg
これは、ジミー・コナーズが使っていた「Wilson T-2000」です。慶應義塾大学庭球部OBでボクよりもひとつ年上の、堀 明彦さんが「家に眠らせておいてももったいないから、ここで人目にさらされてあげて」とご両親がお使いになったてモデルから、ご本人が中学の頃から使っていたラケットたちを、3回に分けてご寄付くださいました。総勢(全部で)30本。NOBU店内が途端にアンティークショップになったようです。

【これは「T-3000」です】
3000.jpg
折れやすかった、2000をマイナーチェンジしたのが、この3000。
1960年代では輸入スチールラケットの中でかなりポピュラーモデルだったと思います、

【そして「T-5000」まで】
5000.jpg
このラケットにはチューブを使わずにシープが張られています。もちろん「VICTORのIMPERIAL BLUE SPIRAL」という、1970年代の超高級ナチュラルストリングで、ウイルソンのT-シリーズはフレームに巻かれた針金のようなワイヤーに糸を通していく訳ですから、ナーバスな作業の上、しかもナチュラルとなるとかなり慎重に張り上げなければならず、ボクレベルですと透明のチューブを使って糸をガードして張り上げるのですが、この5000にはチューブが使われておらず、かなりの達人ストリンガーのお仕事だと、ひと目で分かりました。しかも使わなくなって30年以上経っているのに切れていない状態なのが、より凄腕さを感じます。もちろん「飾りガット」も婚衣とで合わせています。お見事!です。

「Wilson T-シリーズ」はこの他に「4000」と云うモデルがあり、澤松和子さんと組んでウィンブルドン女子ダブルスで優勝した「アン・清村さん」が使用していました。ここまで揃ったので、何とか4000を調達したいですね。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。よろしくお願いします。

連絡先は noblog@tennisfactory.co.jp  or  Call:03-3499-6160