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今年の「国際テニス殿堂入り」はダベンポートらに! [TENNIS LINKS]

毎年この時期に発表される「テニス殿堂入り」のメンバーが発表されました。
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直近の選手として「リンゼイ・ダベンポート」が選ばれました。リンゼイは1976年、ロサンゼルスの高級住宅地「ランチョ・パロス・バルデス」の生まれ(ピート・サンプラスが現在住んでいる地域)で、92年に全米ジュニアで優勝。その後プロに転向し、98年の全米、99年のウィンブルドン、00年の全豪と、グランドスラムタイトル3つの栄冠を持つ(ツアー通算55勝)と共に、国別対抗戦のフェドカップでもチームリーダーとして活躍しました。
彼女のプロとしての仕事ぶりを見たのは、2003年、当時まだ東京都体育館で行われていた「東レPPO」の最終日、シングルスで優勝はしたものの、太ももにがっちりとテーピングしながら戦っていて、その後のダブルス決勝は棄権するんじゃないかと観ていたのですが、少し時間を掛けてトリートメントしたあとコートに戻ってきてプレーしました。リサ・レイモンドとのペアでで負けてしまったのですが、最終日に単複決勝の2試合しかない日程で、「満員の観客がせっかく見に来てくれたのだから試合だけはしよう」という強い意志でダブルスを戦った姿には感動を覚えたのを、今でも忘れません。

また日本の女子テニスファンには、96年・名古屋で行われたフェドカップ準決勝で日本を5-0で下し、圧倒的な強さを見せつけた、モニカ・セレスとリンゼイのいたアメリカチームにある種、畏敬の念みたいなものを感じたかもしれません。スポーツマンシップに基づくきりっとした選手でしたから、今回の受賞は当然のことでしょう。7月にニューポートで行われる授賞式にどんなスピーチをするのかが、今から楽しみです。さて、国際テニス殿堂の受賞者は、この他「錦織圭の育ての親/ニック・ボロテリーさん」などが選ばれています。

【99年・ウィンブルドン/グラフを破って初優勝】

最初はグラフに押されっぱなしに見えますが、しぶとく巻き返していく。そんな試合のダイジェスト版です。勝った瞬間の仕草が、20世紀のイメージを醸し出しています。

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