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テニスマガジン・2014/ 12月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(10/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙はジャパンオープンの優勝トロフィーを掲げる錦織圭クン。タイトルも「錦織圭が涙のV」です。屋根が締まってやや暗いのと、後ろにいるカメラマンが気になりますが、おめでたいことという解釈にしましょう。
右側は圭クンの特集ページの扉です。「新たなる扉」というタイトルで、まさしくこの写真のように扉を開けようとする圭クンで飾られています。2001年からのヒストリーが5ページ仕立てで構成されています。ファンには見逃せないここまでの歴史です。

【ツアーファイナルの解説です】
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さてさて、圭クンファンにとって気が気でないのはツアーファイナル出場なるか否か?です。「テニマガ捜査本部」ではこのファイナルの仕組み、どうすれば出ることができるかを説明しています。現在、圭クンは5位、1位・ジョコビッチ、2位・フェデラー、3位・ナダル、4位・ワウリンカ、6位・チリッチ(グランドスラムチャンピオンは必ず出場できるため)までが確定しています。残りの3枠を巡って、今週はバーゼル(スイス)とバレンシア(スペイン)でATP500の大会が行われています。ここで圭クンよりも下にいるマレー・8位やフェレール・9位が優勝したりするとぐっと有利になる可能性が出てきます。ちなみに7位のベルディッチはバレンシアで1回戦敗退。既にファイナル出場が決まっている選手が優勝すれば圭クンの順位に問題ないのですが…。そして最後の大会は来週開催の「パリ・インドア」。圭クンは既にフロリダを発って準備に入っているようです。もちろんパリでそれなりの結果を出せば必然的にファイナル進出となりますが、気を揉んでいる方も多いのではないかと思います。

さてさて「ツアー最終戦」の第1回大会の開催地が東京だったと云うことはあまり知られていないかもしれません。1970年「PEPSI・グランプリマスターズ」が東京都体育館でおこなわれ、ロッド・レーバー、ケン・ローズウォール、アーサー・アッシュ、スタン・スミス、ヤン・コデス、ツェリコ・フラヌロビッチの6選手が出場。優勝はスタン・スミスでした。当時13才だったハッタ少年も2日間観戦し、美術の版画の授業でフラヌロビッチのサービスフォームを彫ったのを覚えています。あの頃すでに「テニス小僧」でした。

【アジア大会の報道です】
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西岡良仁が坂井利郎さん以来40年振りのアジア大会優勝は既にお伝えしましたが、それ以外の選手たちも健闘し、出場全種目でのメダル獲得となりました。40年前の坂井さんは団体と単複で3冠。それ以前には1966年に石黒修さんが坂井さん同様に3冠を獲得しています。

【金子英樹さん解説の“ラットショット”をマスターしよう】
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アドサイド方向に来た甘いボールをフォアハンドに回りこんでサイドスピンを織り交ぜて逆クロスに打つショットを“ラットショット”と云うんだそうです。ボールに外に逃がすようにシュートを掛けるわけです。【ボクもデカラケが出てからよく使うようになりました】同じテイクバックからストレート(ダウンザライン’)に打つのがより有効的になります。ポイントは高い打点で打つってこと。パワーがない人でもそれなりの結果が出るでしょう。是非トライしてみてください。

【話題になった廬彦勲(ルー・エンスン)の問題】
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ATP北京とアジア大会をダブルエントリーした廬にATPが課したのは「10万ドルの罰金と3年間の出場停止」。幸い廬にはこの結果にはならなかったが、ATPはツアーをおろそかにする選手には、このような処分があるかもしれないという態度を表明したことになるわけです。「ニュースフラッシュ」ではこの他リー・ナの電撃引退、スペインのデ杯監督交代の話題、フォニーニへの罰金など、オフコートの海外ニュースが盛りだくさんです。

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