全日本テニス選手権、江原弘泰が奇跡の優勝！

【全日本テニス選手権が終了しました】

男子シングルスの優勝は江原弘泰クン。ノーシードながら２回戦で第４シードの吉備雄也をフルセットで破ると、３回戦ではジュニア時代からのライバルで第６シードの関口周一をストレートで下し、準決勝では第２シードの内山靖崇をフルセットで破る快進撃。今日の決勝では第１シードの杉田祐一を7-6.6-4というスコアで下し、ミラクルな優勝を遂げました。弘泰クンは２年前からトレーニングの拠点をスイスに移し、ヨーロッパを中心にフューチャーズトーナメントを戦っていますが、遅いコートでディフェンシブなテニスに磨きをかけ、それにカウンターショット、ネットプレーを加え、緩急を織り交ぜた試合展開で全試合を勝ち抜いた、素晴らしい１週間でした。初優勝！本当におめでとうございました。

【江原陣営のファミリーシートはほぼ満席】

弘泰クンは３人兄弟（男ばかり）の末っ子。おじいちゃんやご両親など、ご家族が声援を送る中での戦いでした。粘り強く我慢して、時に勝負を賭ける戦略はマッチポイントでも焦ることなく、辛抱強く戦い抜いた結果として初優勝を手にしました。

【男子ダブルスは“にきび”ペアに軍配】

男子ダブルス決勝は昨年優勝の佐藤文平・片山翔vsにきびペアこと仁木拓人・吉備雄也の対戦。初優勝を狙うにきびペアが7-6.6-3で勝利し、全日本タイトルを手にしました。有明は雨模様だったためインドアでの進行でしたが、多くのお客さんの来場でかなりの盛り上がりを見せました。
女子ダブルスは、田中真梨・二宮真琴が日比野菜緒・澤柳璃子をストレートで破り初優勝。ミックスダブルスは綿貫裕介・二宮真琴が片山翔・波形純理を破りこちらも初優勝を果たしました。５種目全部が初優勝というフレッシュな全日本選手権となりました。

【ダブルスでは背中にネームもOKです】

男子ダブルスの佐藤・片山のチェストバンプダブルスは惜しくも準優勝でしたが、ブライアン兄弟のように背中には選手名をプリント。文平選手のアイディアでしょうが、ワールドクラスなアピールもありました。テニスも様々な変化があり、見ている方も楽しいですね。

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