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テニスマガジン・2015/ 3月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(1/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は、ブリスベンでの錦織圭のサービスです。この短期間のオフに強化したサーブは皆さんご存じの通り。アルマグロ戦での3本連続のサービスエースにはビックリ。昨日の3セットだけで11本のエースですから格段に進化しました。
右ページは「2015年のツアーガイド」の扉ページです。ツアーのスケジュールや、ランキングの仕組みなどを詳しく解説しています。じっくり読んでお勉強して下さい。

【ワールドツアーの基礎知識】
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世界で開催される、グランドスラムからATPマスターズ、500、250、チャレンジャー、フューチャーズまでの大会をピラミッド表示にしてレベルを紹介しています。その下の表は、大会ごとの獲得ポイント・ブレークダウンが掲載されています。今回予選3回戦で敗退しラッキールーザーで出場した守屋宏紀には、予選上がりポイント25点と本戦出場ポイント10点がついて合計35ポイントを取得したことになります。35点は10万ドルチャレンジャー大会のベスト4と同じポイントになりますから、グランドスラムは本当にポイントの高い価値を感じます。もちろん優勝すれば2.000点ですが…。

【世界ランキングの基礎知識】
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錦織圭をサンプルにして、現在どういうポイントの積算で「5位」に居るのかをわかりやすく解説しています。「ATPランキングは過去52週に出場した獲得ポイントの多い18大会のポイントで決まる」と云うリードですが、その下の囲みには「ツアーファイナル後の世界ランキングで30位以内で終えた選手は、4つのグランドスラム、8つのマスターズ、4つの500の大会に出場しなければならない」とあり、これらに出場しなかった場合には、18大会の中に「0・ポイント」を計上しなければならなくなります。よって圭クンはシンシナティ、トロント(足の指の手術)、ローマ(疲れちゃって)の3つのマスターズが「ゼロ計上」。ブリスベンのベスト4(90点)とデ杯カナダ戦シングルス2勝(80点)はカウントされないポイントになったわけで、ツアーファイナルとツアー15大会分の合計16大会でのポイントの合計で5位に居るという計算になります。デルレイの20点と合わせて合計190点を捨てているわけですから、シモジモの選手には「垂涎の的」とも云えますね。

【麗しきウィンブルドンの花/Roger Federer】
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このページでは、ランキングを8位にまで落としたフェデラーが、昨年の最終には2位にまで戻し、2012年のウィンブルドン以来のグランドスラムタイトル獲得に向けてへのエールを送っています。タイトルにあるように、「麗しきウィンブルドンの花・ロジャー」1999年にロンドンにやってきたときは「そばかすだらけの野暮ったい少年だった」「フィリポーシスを破り顔を覆って泣いた03年、長い髪を後ろで束ねた彼にはまだ野卑の名残があった」そして「オールラウンドというプレースタイルを確立しながら、言葉も仕草も、穏やかに内向し、ヴィクトリア朝の舞台にふさわしい優雅さを獲得していった」と終章へ。ロジャーファンの皆さん、ぜひ読みください。彼はこの夏、35才を迎えます。

【今号のスペシャルインタビューは、江原弘泰クン】
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昨年の全日本選手権優勝の江原弘泰クンにインタビューです。23歳になりました。昨春に大学を卒業した人たちと同じ学年ですから、学生卒業ととらえ、ここいらあたりからのスタートと思い、応援していきたいと持っています。全日本では全試合いいパフォーマンスを見せてくれました。あの時のメンタルを持ってすれば、グランドスラムの予選にも手が届く選手だと思います。この世代が次の日本を背負って欲しいですしね…。
http://www.atpworldtour.com/Tennis/Players/Eh/H/Hiroyasu-Ehara.aspx

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