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おめでとう!奈良さん・WTAツアー初優勝! [TENNIS LINKS]

【WTA・リオデジャネイロで奈良さんがツアー初優勝!】
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http://www.wtatennis.com/news/article/3683819/title/nara-wins-first-wta-title-in-rio
WTAツアーも大きな記事でならさんの初優勝を取り上げています。
そして今週発表のランキングでもトップ50を切る48位に上昇!

【ここで気になる記述を見つけました】
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画像はWTAサイトでの記事の一部ですが、この優勝で奈良さんは9人目の日本人チャンピオンになったと書かれています。澤松和子、井上悦子、岡本久美子、澤松奈保子、伊達公子、遠藤愛、杉山愛、森上亜希子(敬称略)と過去優勝者の名前が羅列されています。
WTAツアー公式戦は1975年から行われているので、澤松和子さんの1972年・ジャパンオープンの優勝はツアー公式戦となっていないので、これは単にWTAと日本メディアとの見解の違いです。月曜日の報道でも、共同通信始め各新聞は8人目の日本人チャンピオン!となっていました(大勢に影響はないのですが…)。

【そして深読みしてみると…】
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1972年のジャパンオープン第1回大会は男女共にツアー大会ではありませんで、男子は坂井利郎さんが優勝。女子は8ドローで和子さんが優勝しています。モダンテニスの#17では、初めて日本テニス協会が主催した国際大会に。様々な意見があったことを示唆するような記事が出ています。

ほぼ時を同じくしてトッププロによる「WCT・ペプシトーナメント」が都内で開催され、ジョン・ニューカム、ケン・ローズウォール、などの選手たちが興業を行ったからです。ジャパンオープンはほとんどアマチュアの協会主催の国際大会に対し、テレビ放映があり大きなスポンサーが付いた興業との違和感が日本テニス界にあったようです。

さて「和子さんの優勝」の話題に戻りますが、1972年前後のモダンテニスを読んでみると、1972年のスイス・グスタッドで優勝していて、ジャパンオープンのあとの香港の大会でも優勝しているようです。色々と調べてみたのですが、公式な記録は残っておらず残念ですが、日本人女性初のグランドスラムチャンピオン(1975・ウィンブルドンダブルス)であることは間違いありません。

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