来年の開幕戦は“United Cup”から始まります

【年末から始まる、男女混合の国別対抗戦「ユナイテッドカップ」が新設されます】

https://www.atptour.com/en/news/united-cup-to-kick-off-2023-tennis-season
過去には国際テニス連盟が主催する“Hopman Cup”がシーズンの始まりで、この時は男女ひとりずつの国別対抗戦（男女シングルス２マッチと、その２人が組むミックスダブルス）でした。その後デビスカップではない男子だけの“ATP Cup”に替わり開催されてきましたが、次回からはこの“United Cup”として行なわれることが発表されました。

ATPとWTAのアナウンスでは、男女混合の国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を2023年シーズンの開幕戦とし、賞金総額は1500万ドル（約22億円）で、ランキングポイントも付与されとのこと。開催地はオーストラリアのブリスベン、パース、シドニーの３都市で、12月29日から11日間、全豪オープン（16日〜）に向けた重要な前哨戦として行なわれます。

出場チーム数は18か国で、各チームは男女それぞれ最大4人の構成。男女ともに最大500ランキングポイントを獲得できる仕組み。各対戦はシングルス男女２試合ずつ、ミックスダブルス1試合で争われる団体戦。１グループ３チーム、各都市２グループに分かれ、12月29日から来年1月4日まで総当たり戦を行い、各都市１位同士の対戦を制した３チームに、敗れた中でグループステージで最も良い成績を残した１チームを加えた４チームが、シドニーでの準決勝に進むことができます。決勝は1月8日にシドニーで開催されるという大会です。

開催国であるオーストラリアにはワイルドカードが出るようですが、果たして日本が出場権を獲得できるのか？選手の最高ランキングで決まるようなので、男子では西岡良仁の38位、女子では大坂なおみの42位ではちょっと厳しいかもしれません。幸運を祈ります。