国際テニス連盟主催の“HOPMAN CUP”が帰ってきます

【31回の歴史ある大会“HOPMAN CUP”が４年ぶりに戻ってきます】

https://www.itftennis.com/en/news-and-media/articles/?tag=Hopman%20Cup
ホップマンカップは、オーストラリアの有名なデビスカップキャプテン、ハリー・ホップマンにちなんで名付けられました。ホップマンは、全豪オープンシングルスで３回決勝に進出し、男子ダブルスと混合ダブルスで７つのグランドスラムタイトルを獲得したプレーキャリアに加えて、1939年から1967年の間にデビスカップ・オーストラリアチームを記録的な16回の優勝を導きました。まさに豪州テニスの黄金時代を築いたお方で、引退後はフロリダでホップマン・キャンプを運営されていて、ボクも何度か訪問しました。彼の名を冠した“HOPMAN CUP”は国際テニス連盟が主催する男女混合（各シングルス２ポイントとその２人が組む混合ダブルス３ポイント）の団体戦で、1989年から2019年までの31年間オーストラリアのパースで、テニスシーズンの開幕週に開催されてきましたが、ATPがATP CUPをほぼ強引に実施（来シーズンはATPとWTAとでユナイテッドカップに軌道修正）したことで、新たな開催時期と場所を模索していましたが、ようやく再開のめどが立ったとアナウンスしました。ホップマンさんの名前がテニス界に戻ってきてくれて、うれしい限りです。

写真は中断の最終年、2019年に優勝したスイスチーム（ロジャー・フェデラーとベリンダ・ベンチッチ）このふたりで2018年にも優勝していますが、フェデラーは遡る2001年にも、マルチナ・ヒンギスとのペアで優勝しています。ロッド・レーバーさんと同様に、ホップマンさんをリスペクトして出場していたんだろうと勝手に推測しています。

【来年ウィンブルドンの翌週に、フランスのニースで開催されます】

復活する大会は2023年７月19日〜23日にフランス・ニースの名門“ニース・ローンテニスクラブ（レッドクレー）”で開催されます。2023年と24年のエディションでは６チームが競い合い、25年以降は８チームに拡大して実施されるとのこと。開催国としてフランスは毎年ワイルドカードが与えられるとも発表されました。多くのトップ選手が出場して、毎年楽しみにしていた“HOPMAN CUP”の再開。来年の楽しみがまたひとつ増えました。