開幕戦で完勝したモンフィスの復活が嬉しい

【豪州・アデレードでトップシードから失セットゼロで優勝したモンフィス】

35才のガエル・モンフィスがアデレードで見事な復活優勝を遂げ、ツアー通算11勝目となりました。１回戦からの“モンフィスらしいビックリショット集”がこの動画にまとめられています。まさしく今シーズンを完璧にスタートさせたことを印象づけるような優勝です。
実は気になっていたのですが、モンフィスは2020年にロッテルダムで優勝したあと、世界的なコロナ禍になり、ツアー再開後不調が続き、初戦敗退を繰り返していたからです。しかし2021年４月にエリナ・スビトリナとの婚約を発表した後の５月、リヨンで緒戦敗退７連敗を止め、復調の兆しが見えてきたようで、東京五輪にも出場し、ツアー通算500勝も記録。昨年末にはランキングも21位（自己最高は６位）にまで戻してきました。
モンフィスは表彰式のスピーチで「私のチームに感謝します。私たちはいくつかの困難な瞬間を経験しました。私たちは少しの信仰を失いましたが、昨年の7月から力強く戻ってきました。みんなの前でプレーしたり、満員の観客の前で良い精神と雰囲気でプレーしたりするのは素晴らしいことです」と語り、最後に「私は2009年からここでトレーニングを行っています。この場所をよく知っています。アデレードが大好きで、ここでタイトルを獲得できてとてもうれしいです。」と締めくくりました。残念ながら今週のアデレード-2は１回戦で敗退しましたが、来週から始まる全豪オープン（17シード）では、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれることに期待したいと思います。