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古いレギュラーサイズのラケットをいただきました [Tennis Collection]

【Wilsonのスチールラケットの名品、T-2000とT-5000です】
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左はジミー・コナーズが愛用していたラケッとして有名な「T-2000」です。その特徴はガットを通すグロメットはなく、スチールのフェイスグルグルと巻き付けられた針金にストリングを引っ掛けて張り上げる方式で、この特許はラコステ社にあったと聞いたことがあります。その後後継バージョンで「T-3000」「T-4000」そして右の「T-5000」とフレームの腰を硬くしていくようにバージョンアップしていきました。1960~70年代の珍しいラケットです。これ張り上げるの本当に大変で、もう忘れちゃって張れないかもしれません。

【Woodのレギュラーサイズ・3種類もいただきました】
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左はウィンブルドンの使用球で有名な「Slazenger社」製の「Citation」このネーミングで様々なデザインが作られましたが、アディダス社のナスターゼ・コンペティションに似たデザインです。ちょっと硬そうなラケットのイメージです。
真ん中は皆さんご存じの「DONNEY社」製の「ALL WOOD」あのビヨン・ボルグさまが愛用した伝説のラケットです。グリップレザーが少し短いので初期のものかもしれません。当時のボルグはこのラケットをヨーロッパの大会で使用し、北米の大会では「Bancraft社」製の「BORG MODEL」を使っていました。1970年代の懐かしい話です。
右は「Spalding社」製の「NATURAL」です。合板の木目を上から塗装することなく、5層のホワイトアッシュと2層のマホガニーできれいに仕上げています。フレームの重量やバランスポイントなどもフレームの脇にチェックがされており、丁寧に製造したのが分かります。当時のラケットの作りからがいかにセンシティブだったのかを伺える1本です。

お家に眠っているお宝ラケットがありましたら是非拝見させてください。