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テニスマガジン・2022/8月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(6/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は、グランドスラムでは最多となる、通算22個目のタイトルを全仏オープンで獲得した、ラファエル・ナダル。トロフィーを手に本当にうれしそうです。
右画像はカルロス・アルカラス。2018年にプロ転向し、20年にはATPツアーに初参戦。21年にはトップ100入りし、最新ランキングでは7位と急成長しているアルカラスを、分解写真で解説したり、様々な角度から8ページに渡って分析しています。

【中扉は見開きでこの1枚をセレクトしてくれました/最高にカッコイイ1枚です】
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今月号は全仏オープン特集がメイン。その扉に持ってきたのがこのワンカット。毎年会場内を様々な形でスケールアップしているローランギャロスを象徴する1枚。これをポスターにして部屋に飾りたい程、素敵なアングル。よくこの1枚をセレクトしてくれました。

【史上最高のチャンピオンについて大いに語ろうという特集です】
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フェデラー、ジョコビッチ、ナダルの3人がグランドスラムで優勝した合計は62勝。フェデラーがウィンブルドンで初優勝したのが2003年なので、この19年間(グランドスラム大会の合計は75回)この3人以外が優勝したのは、延べ13人しかいない計算になります。では最強は誰なのか?こちらは本誌からお読みいただくとして、個人的にはオーストラリアテニスが全盛だった頃、左利きのオールラウンダーで年間グランドスラムを2回も達成した、ロッド・ロケット・レーバーが最強だと考えます。ちっちゃい頃からお手本にしてきました。

【フランスの英雄、ツォンガが惜しまれつつ、全仏オープンで引退】
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既にこのブログでも紹介したジョー ウィル フリード・ツォンガが1回戦で敗退しコートを去りました。フランスでは1920〜30年代に活躍した、ジャック・ブルニヨン、ジャン・ボロトラ、アンリ・コシェ、ルネ・ラコステの「四銃士」が有名ですが、2000年代に入って、ジル・シモン、ツォンガ、リシャール・ガスケ、ガエル・モンフィスが「新四銃士」と称されフランスのテニスファンらに親しまれてきました。この中でシモンも年内での引退を表明しているので、ちょっと寂しい気持ちになりますが、彼らのセカンドキャリアを楽しみにしています。仲間たちが着ている「MERCI JO」のシャツ、手に入れたいですね…。

【世界ランキング1位のまま引退を決断した、アシュリー・バーティー】
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バーティーは1996年生まれ。5才でテニスを始め2011年にはウィンブルドンのジュニアで優勝しプロに転向。しかしなかなかシニアでの大会でランキングを上げることが出来ず、2014年の全米オープン後引退を表明。その後2016年に復帰し、07年にはツアー初優勝。19年には全仏オープンを、21年にはウィンブルドンを、そして今年の全豪オープンで優勝しましたが、この後プレーをすることなく3月に引退を表明しました。全くもって潔い引き際に、多くのテニスファンを驚かせました。ステディで洗練されたプレースタイルはお手本でもありました。まだ26才なので、このあとクリケットやゴルフへのプロ転向なんかがあったら面白いことになりそうです。彼女の動向、眼が離せませんね。

【残念な告知ですが、この号で休刊を発表したテニスマガジン】
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突然のことで本当にビックリしましたが、テニスマガジンはこの号で休刊されることになりました。ベースボールマガジン社から編集長に連絡があったのは、印刷屋さんに入れた翌日だったようで、休刊は仕方ないにしても、客観的に見て、最後に最終号を作って欲しかったと思います。100人くらいに原稿を依頼して、“ありがとう、テニスマガジン”って感じでね。会社経営上仕方ないことですが、あまりに切ない。テニスマガジン・オンラインは継続するようなので、中学生、高校生、大学生などの大会での報道を含め、今後の活動も応援していきたいと思います。青木さん、山本さんこれからもがんばってください。