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スマッシュ・2022/10月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(8/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、スペインの若手のカルロス・アルカラスです。今年の1月から7月までに11大会に出場し、優勝が4回、準優勝が2回と驚異的な強さを発揮し、ツアーファイナルに向けてのランキングレースではナダル、シチパスに次いで3位に付けています。
右画像は“テニスギア相談所”から“なぜグリップを天然レザーに巻き替える人がいるの?”の講義です。現在ではほとんどのラケットが“シンセティックグリップ”が初期設定されていますが、個人的には左利きということもあって、新しいラケットには角が出やすい革製を逆巻き(左巻き)に巻いて、片手打ちなので全体の6割くらいにオーバーグリップを巻いて使用しています。素なら3/8がフィットしますが、この巻き方だと1/4がちょうど良いです。

【巻頭の技術モノは“バックハンドで(コートに収まる/安定する)回転をかけよう”です】
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技術モノはバックハンドで、ありがたいことに両手と片手の解説がほぼ同じボリュームで構成されています、両手打ちは寺地貴弘さん(武器は何と云っても強力なバックハンド)、片手は小山慶大さん(柳川[→]早稲田[→]プロ[→]ジュニアコーチできれいなフォームでシングルバックハンドを打つ)とお手本をおふたり集めていただきました。各ショットごとにワンポイントでのアドバイス、これかなり参考になります。要チェックです。

【神の子、カルロス・アルカラスを徹底分析します】
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まだ19才のアルカラスですが、5月のマドリッドで優勝したあと全仏ではズベレフに敗れてベスト8、ウィンブルドンではシナーに敗れてベスト16、その後クレーコートを選び、ハンブルグではムセッティーに敗れて準優勝、その後北米のハードコートシーズンに入り、モントリオールでは緒戦敗退、シンシナチではベスト16という戦績で全米オープンを迎えることになりました。ジュニアの頃から鍛えられた肉体とメンタルに衰えるところはありませんので、そろそろハードコートで良い結果が残せることを祈ります。

【プロの上達法は筑波大学からプロに転向した川橋勇太クン】
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ショット向上に秘密練習を公開するこの企画。今回、川橋クンは“低くて深いハーフボレー(ポイントは面はほぼ垂直にキープ、手でスイングせず、足と身体で打ちたい方向に進んでいく)”と“フォアハンドのクロスカウンター(ポイントはテイクバックはベースラインと並行の意識、ボールの外側に面を入れて厚くヒットする)”を紹介してくれました。なかなか難しいふたつショットですが、分かりやすく解説しています。