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ラケットの変遷を綴った“Book of Tennis Racket”という本 [Tennis Books]

【16世紀から1990年頃までのラケットのほとんどを網羅している分厚い本です】
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WilsonのPROFILE(世界に衝撃を与えた、最初に発表された厚ラケ)を開発したドイツ人の「Kueblerさん」が編集、出版した英語版の本です。先日元ラケット業界にいた方から3時間ほどお借りすることができ、ひと通り流し読みをしたあとに、撮影させていただきました。本当はスキャンしたかったのですが本を傷めてはいけないと思いデジカメ撮影です。

【まずはラケットの形の変遷からお勉強が始まります】
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【ラケットの部位の呼称】
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【昔はこんな木製のボックスにネットなどを一式入れていたんですね】
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【イギリスのGRAY社が1932年に発売したラケット】
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【1939年にはこんな形状のラケットも発売されています】
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【マクレガー社が1985年に発売した斜め張りラケット】
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【1960年代に流行ったトップ選手の似顔絵入り-オートグラフモデルたち】
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たぶん日本でこの本を持っているのはひとりだけじゃないかと思うコレクターブックです。ノンブルの最後をチェックし忘れたので覚えてはいませんが、800ページくらいのボリュームでドイツで発行されています。アルファベット順にラケットメーカーを区切り、そのメーカーが生産した年代順に紹介するという手法で、もちろん日本ではKawasaki、Futabaya、YAMAHAなど今はもうラケットを手がけていないメーカーのものなどもきちんと整理して収められています。さすがに「ください」とは言えませんでしたが、ラケットオタクが集まればこの1冊で酩酊できます。そのくらいのボリュームでした。