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テニスマガジン・2021/8月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(6/21発売のテニスマガジン)】
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今月から季刊誌となったテニスマガジンは全仏オープンの特集号です。ラファエル・ナダルの準決勝敗退はまさかではなく、順当なところだと観戦していて思いましたが、ジョコビッチのディフェンシティブなテニスを打ち破ることができる選手は今大会ではいなかったと云うところではないでしょうか。右画像では来週から始まるウィンブルドンのプレビューで今年の大会を予想していますが、もしジョコビッチが優勝すると、年間グランドスラム(まだ全豪と全仏だけですが)の王手がかかることになります。そしてジョコビッチは東京五輪に出場すると明言していますから、ゴールデンスラム(4大大会の他五輪で金メダル獲得の場合)の可能性も出てきましたので眼が離せません。それにしてもジョコビッチが優勝したのがわかっていながら敢えてナダルを表紙に起用したテニスマガジン編集長の決断にアッパレを差し上げたいと思います。お見事でございます。

【ジョコビッチが決勝で2セットダウンから優勝した全仏オープンのレポート】
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ジョコビッチは今年の全仏の優勝で、ダブルグランドスラムを達成しました。まさしくオールラウンダーの称号とも言える見事な優勝でした。女子は編集後記で青木和子さんが書いていますが「名前と顔と国籍とプレーが覚えられないまま時間が過ぎて行った」と云うレポートの通り、ベスト4に至ってはカタカナ名すら読めない状態。優勝したチェコのクレイチコバは2017年に亡くなったノボトナがコーチを務めていたそうで、下部ツアーに同行して日本にも来日されていたそうです。そんな話を掘り下げることができるのが月刊誌の良い所。

【全仏オープン特集では過去のポスターを一挙紹介】
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フレンチオープンのポスターをアーチストにデザイン発注するようになったのは1980年。そこから今年で42年目になります。様々なデザインは会場で販売されるT-シャツにも施され、おみやげとしてたくさんいただきました。懐かしいデザインの数々がここで全てが紹介されました。楽しい思い出もたくさんあります。

【巻末には“東京オリンピック”の特集ページです】
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オリンピックのテニス競技は1896年のアテネ大会から採用されてきましたが、1924年のパリから競技種目から外れました。「テニスにはグランドスラムがあるから」と云うのがテニス界のコメントだったとか…。その後64年ぶりにソウル大会から復帰しました。この特集では過去のデータを紐解き、日本人選手の活躍をレポート。特集では伊達公子さんのインタビュー、ストリンガーのお話、シュテフィ・グラフの1988年・ゴールデンスラム獲得と4部で構成されています。今月号も読み応えがありますよ。