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ウィンブルドンの開催中止が発表されました [TENNIS IMAGE]

【天然芝での戦場が全て中止です】
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今年のウィンブルドンは中止と云う発表が出ました。ウィンブルドンは、皆さんご存知の通りコートサーフェスが天然芝で、その芝が育成される期間は限定的です。毎年この時期に合わせて育成し、最高の状態を選手に提供していますが、延期となるとその管理がままなりません。そして開催時期にもうひとつ問題点があります。毎年夏至にあたる6月末は日が長く、ナイターを必要としていないため、設備がありません。延期させれば日没も早まり、試合時間も短くなってしまうからです。こう云った条件のほかにも、チャールズ皇太子やジョンソン首相などにも肺炎の陽性反応が出たこと、現在おかれている英国国内の外出制限などの条件も相まって、早めに決断をされたようです。ウィンブルドンは6月29日に開幕予定でしたから、3ヶ月も前の発表となりました。

【これ受けた「ATPとWTA」も7月12日までの大会をチャンセルと発表しました】
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インディアンウェルズとマイアミから始まったキャンセルは、ハードコートから、クレーコートシーズン、そして天然芝シーズンまで全ての大会が流れたことになります。

【国際テニス連盟も右へ倣えです】
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国際テニス連盟は管轄する全てのツアー(ジュニア、シニア、車いす、ビーチ、そして男女のワールドツアー)の開催を7月12日まで中断することを発表しました。まだ4月が始まったばかりなのに、3ヶ月半の中断延期が決まりました。日本国内では第1週のはずだった男子の亜細亜大学(3月第1週スタート)からの中断ですから4ヶ月半になります。選手達がどんなモチベーションで練習しているのか?本当に心配になってきました。

それに加え重大な発表が日本テニス協会からあり、今夏の全国小学生、全日本ジュニア(全ての年齢別)などの開催が中止となりました。考え方として全国各地で行なう予選が消化できないだろうと云う判断でしょう。そう考えると、全国高校総体は全日本ジュニアよりも早い開催日程で、かつ団体戦と個人戦があるので、予選の期間も長く、またシードを決めるための地域(関東高校など)大会もありますので、県予選などは4月末からの連休中に行なうことが多く、まだ現在も部活動は再開出来ない状態ですから、開催は非常に厳しい局面を迎えることになります。「頼むからインターハイだけはやってあげてよ」と願いたいところですが、今の首都圏の感染が拡大している状況から推測するには悲観的になってしまいます。どうか早い終息を!しかるべき自粛をするとともに、祈るしかありません。