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ITF World Tennis Tour/2019年度の決算 [TENNIS IMAGE]

【国際テニス連盟では、何と1年間で「1099」の大会が開催されました】
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数字による2019年度の「ITFワールドテニスツアーの結果・男女合わせて」
ITFワールドテニスツアーは、2019年に新しいランキング制度をして発足し、約半年間独自のランキングシステムを運営しましたが、選手やコーチなどの反発が多く、ATP Tourもその稚拙感を否むことが出来ず、昨年の8月から元のランキングシステムに戻りました。但し、世界のトップを目指す若手選手をサポートしようと云うパトロンたちの動きに変わりはなく、昨年度は世界中で記録的な1099のトーナメントが開催されました。 

選手の中にはオランダのArantxa Rus(女子)が、ITFの歴史上通年で最も多くの10タイトル(全て2万5千ドルの大会)を獲得しました。また男子は中国のYan Baiが5タイトルを獲得し、M25(男子の2万5千ドル)のカテゴリーで首位となりました。

ニューカマーでは、パプアニューギニアのアビゲイル・テレ・アピサ、ブルンジのサダ・ナヒマナ、コリン・シンクレア(北マリアナ諸島のサイパン)にも注目すべき勝利がありました。3人のプレーヤーがそれぞれの国内で初めてのITFワールドテニスツアーのシングルチャンピオンになったのですから…。

ツアーの世界規模は、男性のトーナメントには72のホスト国、女性のトーナメントには64の国があり、女性のシーズン全体で556大会で合計の賞金はUSドル:14,560,000-で、男性は543大会で、合計USドル:9,715,000-にものぼりました。男子のほとんどは1万5千ドルか2万5千ドルの大会ですが、女子は2万5千ドルから10万ドルの大会まで開催されるので(男子で云うチャレンジャー大会が存在しないため)、賞金総額は自ずと上がってしまう傾向にあります。

ワールドテニスツアーは、2019年に多くの若いスターが注目を集める、新たな才能にとって不可欠な道です。日本では3月から亜細亜大学、早稲田大学、山梨学院、筑波大学などのシリーズから始まり、ポルシェ・軽井沢、レクサス東京と開催されます。女子も3月から慶應義塾大学、島津室内とサーキットが始まり、いよいよ国内に於いて日本人選手の活躍の場が用意されます。選手諸君もその大会が開催されることに感謝して、各々がベストな結果が得られるようがんばっていただきたいと思います。