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再び、パトリック・ラフターに恋する [YouTube Tennis]

【全米2連覇のラフターのテニスは、今見てもすごくカッコイイ】
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https://www.atptour.com/en/news/atp-heritage-rafter-no-1-fedex-atp-rankings
全米のシーズンが来ると思い出すのが、1997年と98年に連覇した「豪州のセクシー・アイアンマン」と称された“パット・ラフター”です。今月13日付のATPサイトで、1999年のウィンブルドン終了後、たった1週間だけ1位になった「世界最高のサーブ・アンド・ボレーヤー」として紹介されています。ツアーでは10年間という短い期間でしたが、この間に、単:11勝、複:10勝のタイトルを誇り、地元のブリスベンの「クイーンズランドテニスセンター」には彼の功績を讃えて「Patrick Rafter Arena」という名称のセンターコートが作られました。彼は引退後の2006年に国際テニス殿堂入りをし、11年から15年は豪州のデビスカップチームの監督も務めました。片手バックハンドのスライスが最高なんです。

【2000年のウィンブルドンの準決勝でアガシを破る、ベストマッチ】

1997年全米オープン初優勝は、彼のATPツアー2勝目でした。決勝ではグレグ・ルゼドウスキーを6-3, 6-2, 4-6, 7-5で破り、豪州選手のグランドスラムでの優勝は、87年ウィンブルドン優勝のパット・キャッシュ以来10年ぶりの快挙だったのを良く覚えていますが、優勝こそないもののウィンブルドンでのパットのテニスこそが彼の真骨頂だったのではないでしょうか。この年準決勝(この動画)でアガシを破ったものの決勝ではサンプラスに完敗しました。でもこの試合、ラフターファンには本当にしびれます。
明日からのテニスでは、全ショットのインパクトで「エイッ」と1本ずつ、声を出します。

【2001年のウィンブルドンの決勝ではイワニセビッチに花を持たせました】

ワイルドカードで出場したゴランを相手に敗れたものの素晴らしい3時間15分の死闘です。オーストラリアン・テニスの源流とも云える「きれいなサーブ&ボレー」のプレースタイルは、この試合のパット・ラフターが最後の選手だったかもしれませんが、真のテニスファンは、こう云うテニスの試合を本当は見たかったのではないでしょうか?ボクはそんな気がします。週末の6時間を使って、この2マッチの観戦をおすすめします。