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日本テニス協会100周年記念誌“日本テニスの軌跡” [Tennis Books]

【100周年記念式典で配布された記念誌をいただきました】
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表紙は濃紺の大理石をイメージした重厚なデザインに、100周年を記念して新たにデザインされた“日本テニス協会のJTAマーク”がレイアウトされています。

【1870年代〜1922年/日本のテニスの創成期と協会設立までのお話】
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100年の歴史を語る上で、設立以前の日本のテニスは清水善造、熊谷一弥、柏尾誠一郎らの活躍があったところから始まります。アントワープ五輪での単複の銀メダル獲得と、初出場したデビスカップでチャレンジラウンドに進出し世界のテニスファンを驚かせた活躍で、その後日本テニス協会が発足するまでのストーリーです。

【1922年〜1945年/戦前のテニス、世界の頂点に立った佐藤次郎】
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佐藤次郎は1931、33年の全仏オープンベスト4、ウィンブルドンでも32、33年と2年連続でベスト4、ダブルスでは布井良助と組んで決勝進出という素晴らしい戦績を残しました。また34年には三木龍喜がウィンブルドンの混合ダブルスに優勝し日本人として初めてグランドスラムを制しました。太平洋戦争前の日本テニスの素晴らしい時代でした。

【1945年〜1970年/敗戦からの復興、宮城・加茂から石黒、渡辺康二の時代】
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1949年から全日本選手権で4連覇を果たした隈丸次郎が引退すると、宮城淳、加茂公成が台頭を表し、1955年の全米選手権のダブルスに優勝。その後、石黒修、渡辺康二、神和住純、坂井利郎とトップ選手らが登場します。女子では日本人として初めて全米に出場した加茂幸子、全日本のシングルスでシングルス10回の優勝と史上最多の30タイトルを持つ宮城黎子らが大きな軌跡を残しました。NHKでデ杯を放映した時代です。

【1970年〜1980年/オープン化の時代、沢松がウィンブルドン女子複で優勝】
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澤松和子が日系米国人のアン・キヨムラと組んでウィンブルドンで優勝したのは、杉山愛が生まれた1975年の7月5日。日本人女子選手として世界に躍り出た初めての選手でした。ここから女子の台頭が始まったと云っても過言ではありません。その後1980年に日本テニス協会は財団法人となり、有明コロシアムが1987年に完成し、現在に至ります。

100周年記念誌は記録を含め、全120ページ。NOBUにていつでもお貸し出ししています。
是非ご一読してみてください。

テニスクラシックで41周年シャツを読者プレゼント [Tennis Books]

【テニスクラシックのサイトで読者プレゼントとして取り上げて頂きました】
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https://tennisclassic.jp/article/detail/5659
アニバーサリーシャツは毎年、テニスクラシック、テニスマガジン、スマッシュのテニス専門誌さんにお願いして読者プレゼントをしています。例年ですと12月12日の開店記念日に併せてお願いしていたのですが、今年は年末の慌ただしい時を避けて、2月に入ってからのアクションにしました。当選する確率は分かりませんが、是非お申し込みください。

スマッシュ・2023/4月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(2/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は2年振りにメルボルンに戻り、全豪オープンで10度目の栄冠を手にした、ノバク・ジョコビッチです。そして右画像は今月号の付録(2月発売恒例の)ギアガイドの表紙です。メーカー数は少なめですが、新製品の情報が満載です。

【巻頭の技術モノは“フォアでもバックでもチャンスボールを決める”です】
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元全日本チャンピオンの寺地貴弘さんの解説で“チャンスボールを決める”の技術モノです。早さが優先か?相手の逆を突くのか?きっちりとチャンスボールと決めるポイントを伝授してくれます。チャンスボールだからこそ、基本に忠実に1本で決めたいですね。

【歴代のベストショットを選出します/最強プレーヤーは誰になるのでしょう】
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スマッシュは今号で、創刊600号とのことで、特集の“歴代ベストショット”を選びました。
フォアハンド:デルポトロ、ナダル、サフィン
両手バックハンド:クーリエ、錦織圭、ジョコビッチ
片手バックハンド:ワウリンカ、レンドル、クエルテン
サービス:フェデラー、カルロビッチ、松岡修造
ボレー:エドバーグ、ラフター、鈴木貴男
上記選手のそれぞれのプレーが、分解写真で解説されています。

【全豪オープン特集も掲載されています】
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昨年の全豪ではワクチンの未接種により、オーストラリア政府から入国の許可が下りず無念の欠場となりましたが、今年はドロー運にも恵まれ見事に優勝。グランドスラムタイトルもナダルに並ぶ22勝を達成しました。テニス界はこの後インディアンウェルズ、マイアミのサンシャインシリーズが始まり、その後は赤土シーズンとなります。さてさて全仏オープンは誰が制するのか?テニスは永遠に楽しい競技です。

スマッシュ・2023/3月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(1/20日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、ラファエル・ナダル。全豪では2回戦でケガによる敗戦。リカバーには2ヶ月弱の診断とのことなので、得意のクレーコートシーズンに間に合うように養生していただければそれで結構です。お大事にしてください。
右画像は今号の特集「新世代の担い手たち」の扉です。ランキング1位のカルロス・アルカラス、昨年度最優秀新人賞のホルガー・ルネ、フェリックス・オジェ アリアシム、ヤニック・シナー、ロレンツォ・ムゼッティ、NextGen優勝のブランドン・ナカシマら注目される若手6選手を選出し、辻野隆三さんが連続写真で徹底分析しています。

【今月の技術モノは尾崎里紗による初めてのトップスピンです】
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昨年引退した尾崎里紗さんの解説によるトップスピン講座は、グリップ、スタンス、テイクバック、ボディターン、スイング始動、リストワーク、スイングの軌道と打点、フォロースルーの8項目。現役時代からフォアハンドには定評のあった尾崎里紗らしい細やかなアドバイスが満載です。お髪を切ってイメージもだいぶ変わりビックリしました。

【トップ選手のターニングポイント。4回目は伊藤竜馬の登場です】
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三重県出身で大阪の長尾谷高校を卒業後プロに転向した竜馬さん。4年後には200位を切るところまで上げましたが、それは加藤純コーチのおかげ、そして100位を切ってロンドン五輪に出場できるようになったのは増田健太郎さんのおかげとふたりのコーチの存在がターニングポイントだとインタビューに答えています。最後にひと花咲かせてください。

【ダブルスの新常識の連載も12回目で、テクニックもマニアックになってきました】
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今月のテーマは「アドバンテージサイドのリターンで相手の頭上を抜くバックハンドのストレートロブ」です。ちょっと高い打点で、やや引きつけ気味に、クロスのリターンを打つぞと思わせて、やや低めの弾道で打つのも効果的です。片山さん曰く“並行陣をとって来る相手に3球以上突き球を打っても聞かない相手に使うことがある”とのこと、ダブルスにおいては「攻撃的なロブ」は有効でしょう。是非お試しあれ。

亡き織田和雄さんの著書“天皇陛下のプロポーズ” [Tennis Books]

【昨年おなくなりになった織田和雄さんの著書を読み直してみました】
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時々テニスのお供をさせて頂き、NOBUにもよくお越しいただいた織田和雄さんが、昨年11月にご逝去されました。高校生の時から約50年に渡り、テニスと私生活で本当にお世話になりました。先日、お元気だった頃に小学館から上梓された「天皇陛下のプロポーズ」を読み返し、織田さんらしいオシャレで何事にも興味を持ち、持論を展開する大先輩の人となりを思い出させて頂きました。とても残念ではありますが、織田さんからいただいた様々なアドバイスをこれからの生活に活かして行きたいと思います。

【お元気な頃の織田さん】
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プロフィルは上記の通りで、2010年に石黒修さんとペアを組んで、全日本ベテランのダブルスで準優勝の経験もお持ちです。60才を過ぎた頃でもジャンピング・オーバーヘッド・スマッシュをきれいなフォームで打たれた時は度肝を抜かれた事を思い出します。

【織田さんと陛下の写真などがアルバムに】
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この本は、太平洋戦争が終結し、日本が復興を遂げつつある時代に青春期を過ごした、上皇陛下と織田さんの関係から、御成婚、そして天皇陛下を退位するまでを9章に分けて編集されています。読みやすい文章で皇室のことなども多く記され、古き良き昭和の時代を感じました。負け審で足を組んで審判台に乗る陛下の写真や、関東学生新進戦のシングルスで優勝経験のある美智子妃殿下のことなど、今まで知り得なかった事実がきちんと、当時のメモに基づいて、丁寧に書かれています。是非ご一読を。

朝日新聞の別刷「be」で軽井沢トーナメントの記事 [Tennis Books]

【今日の朝日新聞の朝刊「はじまりを歩く」で軽井沢トーナメントの特別読みものに】
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朝日新聞・運動部の稲垣康介記者から依頼を受け、インタビューや撮影のアポイントなど協力させて頂きました。軽井沢トーナメントは日本で最も古い国際トーナメントとして“はじまりを歩く”のカテゴリーで紹介されることになったからです。日本にテニスが伝わったのは1876(明治9)年、横浜の外国人居留地だった山手公園とされていて、軽井沢では1897年に2面のトートから始まり、ここから10面のコート数となり、1917(大正6)年に第1回目となる軽井沢国際テニストーナメントが始まりました。過去の参加者には1924年のパリ五輪でベスト8の原田武一、33年のウィンブルドンダブルスで決勝に進んだ佐藤次郎と布井良介のペア、34年のウィンブルドンのミックスダブルスで優勝した三木龍喜、第1回全日本選手権優勝の福田雅之助、戦後初のプロとなった石黒修、全日本選手権女子単10回優勝の宮城黎子さんら、錚々たるプレーヤーの名前が優勝者の名を刻んでいます。また軽井沢会テニスコートは上皇さまと上皇后さまの出会いの場となったことでも知られ、当時のエピソードなども紹介されています。会員制のクラブはウエアも白を基調としたドレスコードで、もちろんソックスもシューズも白。伝統が継承されています。

ボクの軽井沢トーナメントでの戦績は、ジュニアの時に学習院大学卒業後プロに転向した“渋谷隆良”に勝利、1989年にミックスダブルス準優勝。【そのジュニアの時がこの写真】
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スマッシュ・2023/2月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(12/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、2022年度の最終ランキングで1位に輝いた、カルロス・アルカラスです。昨年末、彼は32位でフィニッシュしましたが4月にはトップ10入りし、7月には5位に。そして全米オープンに優勝して1位の座を掴みました。年明けの全豪オープンでは初のグランドスラムの第1シードとして戦うことになります。

右画像は今年の全日本選手権で引退した添田豪のターニングポイントです。自己最高ランキングは2012年の47位。日本人選手として、松岡修造、錦織圭に続くトップ100切りの3人目で、海外でのトレーニング経験のないMade in Japanの第1人者でもあります。そんな彼のターニングポイントは、プロ1年目に専属トレーナーに付いてもらったこととのこと。この話は是非本文でお読みください。そして年明け全豪オープンの翌週にはデ杯で采配を振るう初陣を迎えます。応援しています。日本チームがんばってください。

【巻頭の技術モノは“サービスのミス撲滅”です】
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石井弥起さんの解説で、グリップ、リズム、トス、インパクトを丁寧に教えてくれます。テニスというゲームの中で唯一自分から打つことができるショットなのに、どうしてもダブルフォルトしちゃって残念がるあなた、必読です。

【12月発売なのでテニスカレンダーが付録でついています】
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今年からカレンダーは巻末に掲載場所を移し、カッターで切り取れるようになりました。ジョコビッチのバックハンドなど、8選手の分解写真と、ツアースケジュールも記載されているのでとても便利。グランドスラムの月だけ情報を入れているので、8選手で12ヶ月です。

【カレンダーには男女ツアーの仕組みも掲載され、お勉強になります】
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今年からWTA TourもATPに倣って大会の格付けを数字にしてくれたので、面倒がなくなりました。特記したいのはATPチャレンジャーで、125から50まで5つのカテゴリーで開催されること。125のチャレンジャーで優勝すれば125点を稼げる訳ですから、ATP/250の大会の準優勝で得られる150点に近く、この大会はほぼツアーレベルになるでしょうね。また日本国内で開催される来年のスケジュールでは松山、神戸、横浜のチャレンジャーは今年の「50」から「80」に格上げになりそうです。世界のツアーが終わった週なので、ポイント欲しさに多くの海外からの選手が来日するかもしれません。それもまた日本選手の強化につながるかも知れません。来年もまた楽しみが続きます。

ANAの機内誌に国枝慎吾さんの対談ページ [Tennis Books]

【翼の王国で社長との対談ページが掲載されています/撮影は篠山紀信さん】
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https://www.ana.co.jp/guide/inflight/service/digital-media/pdf/tsubasa_202212.pdf
機内誌は全日空のホームページからPDF(巻頭の10P〜15P)で読むことができます。
内容をつまんで紹介すると…
国枝:私は9歳のときに、脊髄のがんで車いすになったんです。最初はどうやって生きていったらいいのか、まったくわからなくて。それこそ、真っ暗な闇の中に迷い込んでしまったようでした。そして、最初の1年間、夢に出てくるのは、立っている、歩いている自分なんです。でも、1年ほど経って、その間、周囲の人に支えられ、また車いすテニスとも出会って。障がいを受け入れることができるようになったんでしょうね、夢に出てくる僕も、車いすになった。つまり、どんな苦境に置かれても、人はやがてその状況に順応し、そして前向きになれるんです。

国枝:「俺は最強だ」というのも、じつは弱気な自分を打ち破るために必要な言葉なんです。とくに、東京パラリンピックに関しては、やはり、すごい重圧があったので。押し潰されそうな自分を支えてくれたのが「俺は最強だ」という言葉でした。

国枝:とくに緊張する試合前、鏡で自分の目を見るんです。そして、怯えがないか確かめながら「俺は最強だ」と自分に言い聞かせてから、コートに向かうんです。

国枝:これはメンタルトレーナーに教わったことですが、緊張って悪いことばかりじゃないんです。暗闇の中を歩いていると、後ろから近づいてくる人の足音がハッキリ聞こえますよね。つまり、緊張は五感を研ぎ澄ませてくれる作用もあるんです。だから、私は緊張したときこそ、100パーセント力を発揮できると、そう思うようにしているんです。「よし、俺、緊張してる、いける」って。

国枝:テニスとは、たとえばフォアハンドの球速がほんの少し上がるだけで、世界観がガラリと変わる、一気に飛躍できる競技なんです。その、ほんの少しを求めて、変えていく。ただ、失敗ももちろんあって。フォームを変えたことで、体を痛めてしまったり、球のパワーが落ちてしまったり。でも、たとえ失敗したとしても、元の場所に戻ればいいだけなんです。そう思って、どんどんチャレンジし続けています。

素晴らしいコメントの数々です。是非リンクからお読みください。

【そして10回目の車いす世界王者に選ばれました】
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今シーズンの慎吾チャンはウィンブルドンで初優勝して「生涯グランドスラムを達成」素晴らしい年になりました。まだまだ快進撃を続けることでしょう。がんばって!

神戸チャレンジャーの大会プログラム [Tennis Books]

【神戸チャレンジャーでは大会運営の他、プログラムなどの制作もしました】
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左画像が表紙です。コロナ禍にあって3年振りの開催だったので、過去の5大会の優勝者をリスペクトしてポスター、チラシ、ホームページをこの表紙と同じデザインでプロモーションしました。ああっ懐かしいと、会場に戻ってきてくれた観客の皆さんにも感謝の気持ちでデザインしました。(右下の綿貫陽介はチャレンジャー初優勝の瞬間です)
右画像は選手紹介のページの扉です。3年前のプレー写真ではウエアもラケットも古いので、大会オフィシャルカメラマンの安藤晃さんに“ジャパンオープン”の会場で、予選から出場した選手たちの写真を撮影して頂き、掲載に間に合いました。既にアクセプタンスリスト(エントリーしている選手)も出ていたので、日本人選手のランキングの上から12人を選んで13ページでの選手紹介です。(杉田祐一と綿貫が3年前を使用)

【読みものは3本/巻頭は世界のテニスの潮流で1本】
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今年は若手選手の活躍が目立った年でした。今回特筆したのは、アルカラス、メドベデフ、シチパス、ルード、シナー、アリアシムらで、戦績を中心に紹介しています。

【2本目は日本人選手の世界における活躍です】
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自己最高ランキングを記録した西岡良仁を中心に、ダニエル太郎、内田海智、守屋宏紀、内山靖崇らに加え、島袋将、望月慎太郎、野口莉央、清水悠太らの若手も紹介です。

【3本目は、この2年間のブランクがテニス界に及ぼした影響を検証しました】
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コロナ禍にあって無観客でも開催した大会、神戸のように開催を断念せざるを得なかった大会。また渡航が制限され、思うように大会を回れず、ランキングを落とさざるを得なかった選手たち。この2年間様々な立場から何があったのかを検証しました。そして日本では3年振りにジャパンオープンが開催され、その後4週連続でATPチャレンジャーが行なわれ、これでやっと通常に戻ってくることができた喜びまでも、まとめてみました。

Billie Jean King Cup・ウクライナ戦のプログラム [Tennis Books]

【入場者にはこのプログラムが無料で配布されたそうです】
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デビスカップと同様に選手枠が4人から5人になった国別対抗戦。今年4月のアジア・オセアニア予選を勝ち上がったメンバーから、土居美咲を戻し、新たに石井さやかを招聘しチームを作った土橋登志久監督。これが代表監督としての最終マッチでしたが、ウクライナにシングルス3ポイントを失い敗戦となりました。次回から采配を振るうのは杉山愛さん。このプレーオフの敗退で日本チームは来年、アジア・オセアニア・グループ1部に回ることになりました。愛チャン自身が選手だった頃は伊達公子、沢松奈生子の2人エースのもと(愛チャンは長塚京子とペアを組み、グラフ・フーバーを2勝2敗からの最終戦で勝利し)、強豪ドイツを破りベスト4に進出した戦績を持っていますので、いつかまたワールドグループで戦えるチームを作って欲しいと思います。

【日本とウクライナの代表出場選手の紹介ページ】
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上のコスチュクはキーウの出身、2番目のヤストレムスカはオデーサの出身。母国が侵略されている中で世界を転戦しています。メンタル面でも強かったのでしょうね。ロシアからの攻撃が終結することを世界中の人々が願っています。

【今年の“Billie Jean King Cup・ファイナルのフォーマット”です】
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11月8日から13日までイギリスのグラスゴーで行なわれた、今年のBillie Jean King Cup・ファイナルズ。グループAはスイスが、グループBはオーストラリアが、グループCはイギリスが、グループDがチェコがそれぞれ準決勝に駒を進め、決勝ではスイスがオーストラリアを2-0で破って優勝しました。このファイナルに出場できるのは世界で12カ国。日本にはアジアからの再スタートですが2024年に戻るため、1戦ずつ勝っていくしかありません。

このプログラムは有明の観戦に行った、友人からの差し入れでした。(感謝)

スマッシュ・2023/1月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(11/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は19才のカルロス・アルカラス。今年は32位からのスタートでしたが、全米オープンを始めマスターズでも優勝し、見事にランキング1位にまで上り詰めました。パリインドアとツアーファイナルは脇腹のケガで出場しませんでしたが、2022年の最終ランキングで1位が確定(今季通算成績は57勝13敗)しました。そんなこともあって表紙を飾ったのではないかと推測しています。
右画像はスマッシュが永久保存版として発売した、ロジャー・フェデラー引退記念号の表紙です。販売価格は¥980-。もう日本語版での本は出版されないでしょうからいかが?

【巻頭の技術モノは“伸びるバックハンドを手に入れよう”です】
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サブタイトルは「つなぐだけから卒業!苦手意識を払拭できる、伸びるバックハンド」アドバイスのポイントは6項目に渡り、奥大賢さんが両手打ちバックハンドでの解説をしています。振り遅れることなく、どれだけ溜めて打てるかがポイントだと分解写真を見て納得。

【技術モノ第2弾は“ドロップショット完全マスター”です】
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ドロップショットの解説と云えば森井大治さんでしょう。早稲田大学出身でインカレで優勝しプロに転向、現在は日本体育大学テニス部監督を務めている、テクニシャン。モデルには錦織圭、アレックス・デミノー、ノバク・ジョコビッチ、ロジャー・フェデラーの実践での分解写真を用い5項目のアドバイスをしてくれます。根本は手首にありと勝手に解釈。

【大会レポートは全日本選手権です】
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今井慎太郎が初優勝だった今年の全日本。準優勝は関口周一で、ベスト4には伊藤竜馬と片山翔と云ったメンバーが上位を占めました。今年は引退メンバーが(添田豪、仁木拓人、奈良くるみ、今西美晴、尾崎里紗)多く、表彰式のあとの引退表彰も多かったようです。

スマッシュ・2022/12月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(10/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、引退したロジャー・フェデラーです。もう2度と彼が表紙を飾ることは残念ながらありません。今号では24年に渡る競技生活を振り返る特集です。

【フェデラーが求め続けた生き方と題して5つのコンテンツが組まれています】
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◎1997年のツアーデビューから2021年のウィンブルドンまでの輝かしきキャリア
◎レーバーカップでの有終の美技/現役最後の戦い
◎名優からの惜別メッセージ/最終戦を共に戦った仲間たちから
◎26年に渡り取材を続けたスイス人記者が明かすロジャーの生き方
◎全てのテニスファンに送るフェデラーからの「引退メッセージ」で20ページ

【ジャパンオープンのトーナメントレポート】
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この大会の前週の韓国でコロナの陽性が判明し、韓国内で隔離された“テイラー・フリッツ”が水曜日に来日し、そのまま連日、連戦、連勝で見事に優勝、そしてランキングで初のトップ10入りを果たしました。シャポバロフとの準決勝はWOWOWで観戦しましたが、僅差での勝利。あの転びながら打ったロブがまさかのインで、息を吹き返した試合内容でした。シャポバロフもカッコよくラインを狙うダウンザラインに拘らなければ、という1球が命取りになったかもしれません。本当に勝負というのは分かりませんね。

【プロの上達法は2ヶ月連続で“羽澤慎治”が登場です】
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最初の見開きでは“前に入って攻撃するフォアハンド”で、カッコよくラケットを立てたテイクバックから早いタイミングで右足をセット。そしてコンパクトなスイングで、スピーディーに振り抜いて、ネットへという流れです。良い感じのフォアハンド。
次の見開きは“パンチを加えたバックボレー”で、ネットに付いた時のラケットセットが早く、少し押しながら瞬間的にパンチを入れるインパクトと、そのあとの面の作り方(上にあげないイメージ)が非常に参考になりました。慎治くん、全日本がんばってください。

全日本テニス選手権の大会プログラム [Tennis Books]

【遂に表紙の方程式が破られ、富士山をモチーフにした大会のメインデザインに】
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今まで全日本のチラシ、ポスター、プログラムの表紙は2006年くらいから“前年度優勝者をリスペクトし男女の優勝者のプレー写真”を踏襲してきましたが、今年からその方程式が見直され、左画像のようになりました。大会ホームページのトップもこのデザインになりました。良いのか悪いのか分かりませんが、何かの目的があってのことなのでしょう。そして今年はテニス協会発足100周年ということで、巻頭の読みものは「テニス協会と全日本選手権の1世紀」というタイトルで、第1回優勝の福田雅之助さんのカップ写真となりました。

【男子の選手紹介ページ/トップの4選手】
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左から、今井慎太郎、添田豪、越智真、関口周一のトップ4シード選手です。

【女子の選手紹介ページ/トップの4選手】
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左から、坂詰姫野、細木咲良、瀬間詠里花、松田美咲の4選手ですが、松田さんはWTAのランキング(現在333位)を上げるため海外遠征を選択し、4シードには2015年に優勝した桑田寛子が入りました。もちろん16年優勝の大前綾希子、17年優勝の今西美晴も出場します。

【毎年連載の“私の全日本”は沢松和子さんへのインタビューです】
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ウィンブルドンダブルス優勝の沢松さんへのインタビューが4ページで組まれています。

【こちらは“フラッシュバック・2021”の振り返りページ】
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昨年は清水悠太の念願の初優勝でした。昨年のドローと共に思い出の写真が掲載されました。今年のプログラム、表紙は変わりましたが全体の構成や読みものの本数などに変化はなく、落ち着いて読み着ることができました。97回大会という伝統ある全日本選手権に相応しい仕上がりです。会場に足を運ぶ方は是非お求めください。

ジャパンオープンのプログラムをいただきました [Tennis Books]

【3年ぶりの開催となったジャパンオープンの大会公式プログラムの表紙です】
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なかなかシュールな感じの表紙です。残念ながらズベレフ、圭サンは来日せず、キャスパー・ルードは夏場の連戦の疲れが取れず緒戦敗退。最後は慎吾チャンに頼りましょうか?

【表紙をめくると“有明コロシアムにようこそ”でほぼ満席の2019年の決勝戦】
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ここから読み沢山の記事がどっと続きます。

【男子テニス界の世界ツアーの勢力図】
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ナダル、ジョコビッチは相変わらず2強ではありますが、ルード、アルカラス、メドベデフ、キリオス、シナーなどがあり、ゴフィンやチリッチなども復活の兆しあり。

【決勝戦はこのふたりの対戦になるのかと思わせるような“選手紹介”ページ】
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ティアホとキリオスが見開きで紹介ページに。いちおうドロー上では反対側にいます。

【2021年後半から2022年の日本人選手の活躍を幅広く網羅したページです】
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小学生、中学生、高校生、大学生から、ツアーレベルの活躍などを総まとめ。皆さん、どのくらいご存知でしたか?ってクイズを出したら面白そうです。プログラムは会場の中だけの販売ですが、観戦予定の友人に、買ってきてってのも、ありかもしれません。

スマッシュ・2022/11月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(9/21日発売のスマッシュ)】
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日本国内で発刊しているテニス専門誌は、この日本スポーツ企画出版社のスマッシュ1誌だけとなりました。そしてそのスマッシュがリニュアル版として新たな編集と装丁を刷新しました。編集ページでは大会の報道が戻り、夏の大会結果などをカバーしています。そして仕上がりは、中綴じから平綴じになり、ほんの高級感が出ました。販売価格も¥650-から¥700-へと値上がりですがページ数も増えていますので(情報量も豊富になった)、まあ価格に多めにみていただき唯一のテニス専門誌を手に取ってみてください。

右画像は巻頭の技術モノ「レベル別/サービス上達のコツ」の扉ページです。佐藤文平さんの解説で、初級編、中級編、上級編と3段階別に上達への道を教えてくれます。

【全米オープンのトーナメントレポートです】
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既にご存知の通り、男子はカルロス・アルカラスが19才での優勝。そして女子はイガ・シフィオンテクが、初のチュニジア選手、初のアラブ系女子選手、初のアフリカ大陸出身のオンス・ジャバーを下しての優勝でした。大会としてはセリーナ・ウイリアムスの引退や、大坂なおみの1回戦敗退など様々な話題がありましたが、今年もアッという間にグランドスラムの全大会が終了してしまいました。来年はケガをした選手が戻って来るのか?名も知れぬ新星が現れるのか?テニスはいつでも楽しみです。

【技術モノの第2弾は“目指せ!クリーンヒット”です】
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加藤季温さんの解説によると、クリーンヒットの重要なポイントは「タイミングと手首の形」とのことで、●打点でボールを引き込む。●バックは体重移動で引き込む。●手首はL字をキープ。●インパクトで最速に。などのアドバイスが誌面にあります。

【プロの上達法は“羽澤慎治”が登場です】
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サーブ&ボレーを絡めた攻撃的なテニス待ち味の羽澤慎治。今回の上達法ではこのページのフラットサービスと、バックハンドスライスを紹介しています。トスやテイクバックなどを大幅に修正し、驚くべきは左ページ2段目のプロネーションを導入したことでパンチ力がアップしたそうです。今年慶応義塾大学を卒業しプロに転向。3月の卒業時はランキングも1.100番台でしたが、約半年で半減の547位まで上がってきました。これからの慎治の活躍に期待しています。先ずはチャレンジャーレベルまで上がってください。

Japan Openのプログラムとノベルティ [Tennis Books]

【1973.76.77年のジャパンオープンのプログラムです】
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これらのプログラムは大会通訳の仕事をしていた波多野さんからいただきました。第2回大会となる73年は大阪と東京で2週連続の開催でした。大阪は靭のアンツーカーコート、東京は田園テニスクラブで行なわれています。東京ではケン・ローズウォールがジョン・ニューカムを下して優勝。プログラムの役員名簿には清水善造、原田武一の大先輩が大会参与として掲載されたりしています。プログラムはありませんが、74年の決勝は73年と同様の対戦となり、ニューカムがローズウォールに雪辱し優勝。75年はメキシコのラウル・ラミレスがスペインのマニュエル・オランテスを破り、またブライアン・ゴットフリードと組んだダブルスも制し単複2冠を達成しました。
76年からはフレッドペリー(ヒットユニオン)がタイトルスポンサーになり田園クラブで開催されました。後にフォニーニのコーチとなり、イタリアのデ杯監督を務めたコラド・バラズッティが決勝でロスコ・タナーに敗れた決勝戦のボールボーイをしたことを思い出しました。懐かしい46年前の話です。
77年大会は、マニュエル・オランテスがオーストラリアのキム・ワーウィックを下して優勝。そして今年ジャパンオープンは50周年を迎えます。3年ぶりの開催。楽しみです。

【大会関係者などに配布されたA4が入るブリーフケース】
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現在も取材をしたメディア関係者の方などに大会記念品(時々おこぼれをいただいています)などを配布されていて、これらがその奔りの様な感じでした。大会終了後に自慢げにこれらを持っていたのは当時の学連諸君でした。今でも便利に使えそうです。

古い大会プログラムをいただきました [Tennis Books]

【1971.72.73年のデビスカップオーストラリア戦のプログラムです】
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3戦共に会場は、今はなき“田園コロシアム”での開催です。71年、豪州はジョン・クーパーとコリン・ディブリーが単に、ロバート・ギルティナンとロス・ケースが複に出場、日本は柳恵誌郎がクーパーにファイナルで勝ち、坂井利郎がディブリーに4thで勝利し、初日を2勝で折り返し。2日目のダブルスは河盛純造・小浦猛志が1-3で惜敗。最終日に柳がファイナル6-8で敗れ、2勝2敗に。ポイントのかかった最終マッチで酒井がクーパーをストレートで破り、日本が50年ぶりに豪州に勝利と云う歴史的快挙を収めました。72年は前年の敗戦を挽回する豪州はマルコム・アンダーソンを中心にチームを作り、4-1(坂井・神和住純のダブルスで勝ち星)で勝利、続く73年はジョン・ニューカムを東洋ゾーンにも関わらず呼び寄せ、4-1(坂井がフルセットの末ニューカムを破る快挙)で日本を下しました。ふと思ったのですが、3年連続での日本での開催?この頃はまだ“ホーム&アウェイ”と言う開催ではなかったのかもしれません。当時国際大会と云えばデビスカップくらいで、田園コロシアムは常に満席でしたし、NHKが普通に放映していましたし、抽選会は首相官邸という一大イベントでした。もちろん観戦に行きました。50年前の懐かしい話です。

【1971年の全日本選手権と74年の全日本室内オープン、75年の全日本室内】
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71年の全日本は、まさしく新旧交代があった大会だったかもしれません。ベスト8は九鬼潤、手塚雄士、坂井利郎、石黒修、河盛純造、渡辺康二、神和住純、柳恵誌郎と若手とベテランが入り交じった素晴らしいメンバーです。結果は決勝で神和住が坂井を4thで破り、初優勝を飾りました。ちなみに全日本選手権は1993年まで5セットマッチでした。そして全日本室内、この年の優勝は坂井利郎ですが、何と坂井さん1972年から77年まで6連覇(早稲田大学在籍中も2度優勝しているので、通算8勝という偉業)しています。

【1976年の全日本学生と、全日本学生室内のプログラム】
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これらの大会プログラムは早稲田大学で当時学連を務めていた波多野さんから頂戴しました。プログラムの中にはドローがあり、勝者の名前が書かれていてなかなかリアルな回顧本となっています。1976年のインカレは高校時代に3年間無敗でセットすら与えなかった“福井烈”が筑波大学に入学した年。第1シードは坂本真一。決勝は西尾茂之が福井を4thで破り優勝。この頃はリーグ戦も5セットマッチでしたから、私を含め当時の大学生は5セットを普通に戦っていました。今はもうグランドスラムしか残っていませんが…

スマッシュ・2022/10月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(8/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、スペインの若手のカルロス・アルカラスです。今年の1月から7月までに11大会に出場し、優勝が4回、準優勝が2回と驚異的な強さを発揮し、ツアーファイナルに向けてのランキングレースではナダル、シチパスに次いで3位に付けています。
右画像は“テニスギア相談所”から“なぜグリップを天然レザーに巻き替える人がいるの?”の講義です。現在ではほとんどのラケットが“シンセティックグリップ”が初期設定されていますが、個人的には左利きということもあって、新しいラケットには角が出やすい革製を逆巻き(左巻き)に巻いて、片手打ちなので全体の6割くらいにオーバーグリップを巻いて使用しています。素なら3/8がフィットしますが、この巻き方だと1/4がちょうど良いです。

【巻頭の技術モノは“バックハンドで(コートに収まる/安定する)回転をかけよう”です】
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技術モノはバックハンドで、ありがたいことに両手と片手の解説がほぼ同じボリュームで構成されています、両手打ちは寺地貴弘さん(武器は何と云っても強力なバックハンド)、片手は小山慶大さん(柳川[→]早稲田[→]プロ[→]ジュニアコーチできれいなフォームでシングルバックハンドを打つ)とお手本をおふたり集めていただきました。各ショットごとにワンポイントでのアドバイス、これかなり参考になります。要チェックです。

【神の子、カルロス・アルカラスを徹底分析します】
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まだ19才のアルカラスですが、5月のマドリッドで優勝したあと全仏ではズベレフに敗れてベスト8、ウィンブルドンではシナーに敗れてベスト16、その後クレーコートを選び、ハンブルグではムセッティーに敗れて準優勝、その後北米のハードコートシーズンに入り、モントリオールでは緒戦敗退、シンシナチではベスト16という戦績で全米オープンを迎えることになりました。ジュニアの頃から鍛えられた肉体とメンタルに衰えるところはありませんので、そろそろハードコートで良い結果が残せることを祈ります。

【プロの上達法は筑波大学からプロに転向した川橋勇太クン】
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ショット向上に秘密練習を公開するこの企画。今回、川橋クンは“低くて深いハーフボレー(ポイントは面はほぼ垂直にキープ、手でスイングせず、足と身体で打ちたい方向に進んでいく)”と“フォアハンドのクロスカウンター(ポイントはテイクバックはベースラインと並行の意識、ボールの外側に面を入れて厚くヒットする)”を紹介してくれました。なかなか難しいふたつショットですが、分かりやすく解説しています。

スマッシュ・2022/9月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(7/21日発売のスマッシュ)】
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今月のスマッシュの表紙は、ウィンブルドンで7度目の優勝を勝ち取ったノバク・ジョコビッチです。幼少期にはピート・サンプラスに憧れ、ウインブルドンのトロフィーを手作りして自宅のベランダで天に突き上げるポーズをとったというのは有名な話。小さい頃からこの聖地が夢の始まりだったようです。今年は準々決勝で、シナーに2セットダウンから挽回したのが最大のハイライトだったかもしれません。ナダルとの決勝も見たかった…。
右画像は女子シングルスで優勝したリバキナのレポート。彼女は18才の時にロシアからカザフスタンに国籍を変更。この決断をしなければこの場所にいなかったかもしれないと結んでいます。惜しくも準優勝だったジャバーはアラブ系女性初めてのファイナリストです。

【巻頭の技術モノは“初めての攻撃テニス”を石井弥起さんがご指導】
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甘い球はしっかりと叩いて相手を押していく。どうすればそう云った威力のあるボールを打つ事が出来るのか、攻撃テニスにチャレンジするプレーヤーへのレクチャーです。

【中とじの技術モノは“サービス・簡単レシピ”です】
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テニスにおいて唯一自分のリズムで打ちことができるのがサービス。これを簡単にマスターするために、グリップ、トス、ラケットワーク、身体の使い方、インパクトなどの6つのレシピに分類して解説しています。ポイントはフラットサーブをマスターすること。

【3人目の女性プロの技術モノは、美濃越舞さんです】
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尾崎里沙、吉富愛子に続いては美濃越舞さんの登場で「ショットを組み立てる、面白さを知ろう」の企画から「数本で決まる7つのポイントパターン」を解説します。ワイドサーブからオープンコートに、バック側にループボールからドライブボレー、フォアでクロスに深くから回り込みフォアの逆クロス、セカンドサーブをストレートアタックなどなど7種類の組み立てを教えてくれます。こういう企画大好きです。参考になること多しです。

テニスマガジン・2022/8月号 [Tennis Books]

【月刊テニス専門誌のご紹介(6/21発売のテニスマガジン)】
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今月のテニスマガジンの表紙は、グランドスラムでは最多となる、通算22個目のタイトルを全仏オープンで獲得した、ラファエル・ナダル。トロフィーを手に本当にうれしそうです。
右画像はカルロス・アルカラス。2018年にプロ転向し、20年にはATPツアーに初参戦。21年にはトップ100入りし、最新ランキングでは7位と急成長しているアルカラスを、分解写真で解説したり、様々な角度から8ページに渡って分析しています。

【中扉は見開きでこの1枚をセレクトしてくれました/最高にカッコイイ1枚です】
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今月号は全仏オープン特集がメイン。その扉に持ってきたのがこのワンカット。毎年会場内を様々な形でスケールアップしているローランギャロスを象徴する1枚。これをポスターにして部屋に飾りたい程、素敵なアングル。よくこの1枚をセレクトしてくれました。

【史上最高のチャンピオンについて大いに語ろうという特集です】
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フェデラー、ジョコビッチ、ナダルの3人がグランドスラムで優勝した合計は62勝。フェデラーがウィンブルドンで初優勝したのが2003年なので、この19年間(グランドスラム大会の合計は75回)この3人以外が優勝したのは、延べ13人しかいない計算になります。では最強は誰なのか?こちらは本誌からお読みいただくとして、個人的にはオーストラリアテニスが全盛だった頃、左利きのオールラウンダーで年間グランドスラムを2回も達成した、ロッド・ロケット・レーバーが最強だと考えます。ちっちゃい頃からお手本にしてきました。

【フランスの英雄、ツォンガが惜しまれつつ、全仏オープンで引退】
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既にこのブログでも紹介したジョー ウィル フリード・ツォンガが1回戦で敗退しコートを去りました。フランスでは1920〜30年代に活躍した、ジャック・ブルニヨン、ジャン・ボロトラ、アンリ・コシェ、ルネ・ラコステの「四銃士」が有名ですが、2000年代に入って、ジル・シモン、ツォンガ、リシャール・ガスケ、ガエル・モンフィスが「新四銃士」と称されフランスのテニスファンらに親しまれてきました。この中でシモンも年内での引退を表明しているので、ちょっと寂しい気持ちになりますが、彼らのセカンドキャリアを楽しみにしています。仲間たちが着ている「MERCI JO」のシャツ、手に入れたいですね…。

【世界ランキング1位のまま引退を決断した、アシュリー・バーティー】
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バーティーは1996年生まれ。5才でテニスを始め2011年にはウィンブルドンのジュニアで優勝しプロに転向。しかしなかなかシニアでの大会でランキングを上げることが出来ず、2014年の全米オープン後引退を表明。その後2016年に復帰し、07年にはツアー初優勝。19年には全仏オープンを、21年にはウィンブルドンを、そして今年の全豪オープンで優勝しましたが、この後プレーをすることなく3月に引退を表明しました。全くもって潔い引き際に、多くのテニスファンを驚かせました。ステディで洗練されたプレースタイルはお手本でもありました。まだ26才なので、このあとクリケットやゴルフへのプロ転向なんかがあったら面白いことになりそうです。彼女の動向、眼が離せませんね。

【残念な告知ですが、この号で休刊を発表したテニスマガジン】
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突然のことで本当にビックリしましたが、テニスマガジンはこの号で休刊されることになりました。ベースボールマガジン社から編集長に連絡があったのは、印刷屋さんに入れた翌日だったようで、休刊は仕方ないにしても、客観的に見て、最後に最終号を作って欲しかったと思います。100人くらいに原稿を依頼して、“ありがとう、テニスマガジン”って感じでね。会社経営上仕方ないことですが、あまりに切ない。テニスマガジン・オンラインは継続するようなので、中学生、高校生、大学生などの大会での報道を含め、今後の活動も応援していきたいと思います。青木さん、山本さんこれからもがんばってください。